星稜・寺西&荻原、1年生右腕コンビは最高の親友で最大のライバル

星稜の次期エース候補としてしのぎを削り合う寺西(右)と荻原
星稜の次期エース候補としてしのぎを削り合う寺西(右)と荻原

 第91回センバツ高校野球(3月23日から12日間、甲子園)に出場する星稜は、全国屈指の投手力で日本一を目指す。最速150キロ右腕・奥川恭伸、左腕・寺沢孝多(ともに2年)と「投手4本柱」を形成するのが、寺西成騎と荻原吟哉の1年生右腕コンビだ。U15日本代表でも活躍した2人が、次期エース候補としても日々しのぎを削り合っている。

 最高の親友で、最大のライバルでもある。寺西にとって荻原は「絶対に負けたくない」。荻原にとって寺西は「自分の力を高めてくれる」存在だ。

 U15侍ジャパンで活躍した2人。しかし高校入学後は、挫折も経験した。寺西は昨夏の甲子園に背番号18で出場。藤蔭(大分)との1回戦で自己最速の143キロを記録したが、済美(愛媛)との2回戦では8回に逆転3ランを浴びた。秋はフォームを崩し、公式戦登板は6回だけ。明治神宮大会での登板はなかった。一方、荻原は昨夏の甲子園メンバーに入ることもできなかった。しかし秋は、神宮大会決勝で先発を任されるなど、大きく躍進した。

 互いの活躍が、発奮材料になっている。林和成監督(43)は「2人のデビュー時期(ともに昨年6月の北信越大会準々決勝)や起用法など、いろいろ仕掛けていますよ」と明かす。寺西は「荻原が甲子園メンバーから外れ、話しかけられないぐらい悔しがっていたのも分かっている。秋は逆の立場になった。自分はなかなか登板できず、悔しい思いをした。センバツでは自分が輝きたい」と力を込めた。

 センバツが初の聖地のマウンドとなる荻原は「この冬は『寺西がやっているなら自分はもっとやらなければいけない』と思って頑張っている。奥川さんだけに頼っていては日本一になれない。自分も勝利のために躍動したい」と下半身を鍛えて持ち味の制球力に磨きをかけている。次期エース候補2人の進化が、星稜投手陣の柱をさらに強固にする。(勝田 成紀)

 ◆寺西 成騎(てらにし・なるき)2002年10月18日、石川・能美市生まれ。16歳。浜小3年時に根上学童野球クラブで野球を始め、根上中3年の17年秋にU―15侍ジャパン選出。昨夏の甲子園で自己最速の143キロをマーク。好きな球団は巨人。好きな選手は大谷翔平(エンゼルス)。家族は両親と兄・建(星稜OB、専大1年)。右投右打。186センチ、84キロ。

 ◆荻原 吟哉(おぎはら・ぎんや)2002年10月5日、石川・白山市生まれ。16歳。北陽小3年時に松任ブルーウイングスで野球を始める。星稜中では16年夏、17年春に全国制覇。17年秋にU―15侍ジャパン選出。好きな球団は巨人。好きな選手は桑田真澄(元巨人)。家族は母、姉。右投右打。170センチ、70キロ。

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