【札幌】ロペス20メートル弾で存在感 超攻撃型スタイルさらなる高みへ

名古屋戦1本目の24分、ゴールを決めるアンデルソン・ロペス(中央)
名古屋戦1本目の24分、ゴールを決めるアンデルソン・ロペス(中央)

 J1北海道コンサドーレ札幌の攻撃陣に、新たな色が加わった。沖縄キャンプ中の5日、J1名古屋と練習試合を実施。3―4で敗れたが、主力組で臨んだ1本目は2―0と圧倒した。右シャドーに入った新加入のアンデルソン・ロペス(25)が2点目となる20メートル弾を決め、存在感を示した。昨季のシャドーは細かな個人技を生かすタイプが主だったが、体の強さと豊富な運動量が持ち味のロペスにより、超攻撃型スタイルが一層厚みを増した。

 持ち味の強さを発揮し、ロペスが豪快な一発を決めた。1本目の24分、福森の横パスを受けると敵陣でドリブルを開始。「どこに出そうか考えていたが、出し場がなかったので思い切って蹴った」。雨の影響で芝に水が浮き、ボールも止まる悪条件も意に介さず、ゴール正面20メートルから利き足の左で放った弾道はゴール左隅へ。「あの位置からの得点は自分の特徴の一つだから」と頬を緩ませた。

 ミハイロ・ペトロヴィッチ監督(61)が推す超攻撃型スタイルを、ロペスがさらに高めていく。J1で最高の4位となった昨季、チャナティップと退団した三好がシャドーの軸だった。共に高い技術を生かしたドリブルが持ち味も、体は小柄で、力で圧倒するタイプではなかった。対して身長185センチのロペスには、高さに加えてドリブルも相手をなぎ倒すパワーがある。この日のシャドーは柔のチャナティップと剛のロペスという、正反対の2人が並んだ。様々な形で敵陣に迫る前線は、相手にとって今までにない脅威となる。

 2016年7月から1年半、J1広島に所属。「日本で過ごし、人に対するリスペクトや接し方など学び、人間として成長させてもらった」。今では大好きな国になった。昨季は韓国でプレーしたが「日本でやりたいと、ものすごく思っていた。札幌に来られて本当にうれしい」と意気に感じている。Kリーグの激しさを経験し、心身とも成長した今、広島時代以上の成功を遂げる体勢が整っている。

 実戦4試合で3得点を挙げたが「個人的にはまだまだ。もっと成長しないと優勝するための力になれない」と慢心はない。目指す頂点へ、ロペスの向上心が尽きる事はない。(砂田 秀人)

 ◆アンデルソン・ロペス 本名はアンデルソン・ジョゼ・ロペス・デ・ソウザ。1993年9月15日生まれ、ブラジル・レシフェ市出身。13年、当時同国2部のアヴァイでプロに。16年7月、同1部アトレチコ・パラナエンセからJ1広島へ期限付き移籍で加入。17年までの1年半で、39試合に出場し12得点。昨季はブラジル・トンベンセからの期限付き移籍で、KリーグのFCソウルに所属。札幌には完全移籍で加入。185センチ、82キロ。左利き。背番号11。

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