岩佐亮佑が求めるのは、山中慎介氏と拳を交えた過去の自分 2・16再起戦へ

練習を終えた岩佐亮佑(左)と陣営のセレス小林会長(右)
練習を終えた岩佐亮佑(左)と陣営のセレス小林会長(右)

 前IBF世界スーパーバンタム級王者で同級3位の岩佐亮佑(29)=セレス=が、16日(日本時間17日)に行われる同級5位セサール・フアレス(27)=メキシコ=との挑戦者決定戦(米ロサンゼルス・マイクロソフトシアター)に向け、千葉・柏市内の所属ジムでスパーリングを行った。日本フェザー級4位・岩井大(三迫)と3分×4回を披露。リードパンチ、左ストレートから返しの右フックなど、力強さの増した内容となった。

 昨年8月の2度目の防衛戦でTJ・ドヘニー(32)=アイルランド=に敗れて王座陥落。アウトボクシングに徹した相手を攻略しきれず、攻め手を欠いたまま判定負けした。引退が頭をよぎったが、昨秋に現役続行を決めて今回が再起戦。「自分のスタイルは崩さないけど」と、これまでの一定の距離を置く形を保ちつつ「突っ込む覚悟ができている。打ち合う練習をしてきた」と“ニュー岩佐”に変貌した。

 V2戦のテーマも覚悟を持って前に出ることだったが、実際はリング上で徹底できず。今回は不完全燃焼に終わった過去を拭い去るためのリスタートだ。「次、変わらないと無理ですよ。『ザ・ボクシング』の殴り合い。それができないと(再起した)意味がない」と断言する。かつては元WBC世界バンタム級王者・山中慎介氏(36)と日本同級タイトルマッチ(2011年3月)で打撃戦を展開した。敗れはしたが、イケイケだった21歳の挑戦者は王者とともに観衆を魅了。もう一度、あの姿を取り戻すことを自分に課している。

 「(当時は)若さ、勢いがあって、メラメラしたものがあった。そこから守り、技術的な面を磨いた部分も強かった。ボクシングの本質は殴り合い。それを忘れていたのかな。ハングリーさがなかった。それを取り戻すために、って感じですね」。本場・米国で初の試合。「こんなにすぐにチャンスをいただけて感謝しかない」という思いを表現するためにも、殴り合いで王座挑戦権を奪いに行く。

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