ボートレースとこなめ 開設65周年記念競走「G1トコタンキング決定戦」あす開幕

初のG1タイトル奪取、地元SGオーシャンカップ出場を目指して気合が入る杉山(右)と河村。トコタンキング決定戦に向けての意気込みを力強く語った
初のG1タイトル奪取、地元SGオーシャンカップ出場を目指して気合が入る杉山(右)と河村。トコタンキング決定戦に向けての意気込みを力強く語った

 ボートレースとこなめ開設65周年記念競走「G1トコタンキング決定戦」は31日から2月5日まで6日間、行われる。2019年、東海地区G14連戦の第2弾となる今シリーズ、全国各地のトップレーサーが集結する。とこなめでは今年の7月にSGオーシャンカップの開催も決定。オーシャンカップはG1・G2の優出ポイント上位が出場選出条件。権利獲得を目指し火花散る戦いが繰り広げられる。中でも気合が入るのは地元の愛知支部勢。杉山正樹、河村了は昨年、G1戦で活躍を見せて、悲願のタイトル奪取に燃えている。ほかにも池田浩二、平本真之、赤岩善生のSG覇者に、遠征勢も実力派の好メンバーが目白押しだ。

体のメンテ注力の河村

 昨年の河村は2月の東海地区選手権でG1初優出(3着)。その後もG1、G2戦の出走を重ねて経験を積んできた。「記念レースをいっぱい走らせてもらって、優出もできた。ステップアップできた年だった」と振り返る。6月のまるがめ周年でも優勝戦に進出して惜しくも2着。G1タイトルもあと少しで手の届くところまで力をつけている。地元の一般戦では常にドリーム戦に選出されるように、愛知支部を代表するA1級選手として成長してきた。

 それだけに2019年はさらに大きな飛躍の可能性を秘める年となる。「今年はボートレースにどっぷりつかりたいと思っている。そのためにも、ただ走るだけではなく、レースに向けての準備や体のメンテナンスは以前よりもはるかにやっています」。これまで、つかの間のオフは趣味などに時間を費やすこともあった。しかし、今の河村は違う。とにかく全てはレースのために。“ボートレース漬け”の日々を送っている。

 記念戦線でグランプリレーサーと実戦を重ねることにより、大きな刺激を受けている。「白井英治さんにはレースに対する考え方などいろいろ聞いています。やっぱり自分も勝負をかけて、年末の住之江(グランプリ)を走りたい」と熱い思いを打ち明ける。「G1で優勝戦を走ったりして、大きなレースは自分が全く通用しないところというわけではないことが分かった。まだ少し足りない部分もあるけれど、その差を詰めていきたい。やっぱり最終日の12Rを走るのは楽しいですから」と貪欲だ。

 今年7月には、地元のとこなめでSGオーシャンカップの開催も決まっている。G1、G2優勝戦の得点上位者が出場できる大会で、昨年まるがめのG1戦で優出した河村も十分出場を狙える位置につける。「とこなめのビッグレースはどうしても出たい。そのためにはまず優出して、権利を取りたい。いいエンジンさえ引けたらチャンスはある」と意気込む。

 そんな河村に好調時のバロメーターを尋ねてみた。「自分は展示タイムが出ている時ですね。とこなめは特に展示タイムが参考になる場です。また、周回展示では前を走る舟の航跡の内側を回っている時は大体回り足が仕上がっています」とアドバイス。さらに「取材では正直なことを言いますよ。ぜひスポーツ報知を読んで僕のコメントを確認してほしいですね。そして、とこなめへ来て生で展示航走をチェックして観戦してほしい」とアピール。確かな力を蓄えた河村の走りに、レースはもちろん、展示航走から注目だ。

追い抜き自信の杉山

 デビュー19年目を迎えた杉山が、強い意欲を持って地元周年に挑む。A1級に初昇格を果たした2005年以降、出走回数不足でB級に落ちた期こそあるものの、6点オーバーの勝率をマークし続けている。それでも、「40歳までに結果を出さないと記念レースになかなか呼ばれなくなる。若い選手も出てきますからね」と杉山。ビッグレースでの実戦を重ねてきたが、タイトルとは無縁。昨年のG1戦出走はわずか2節のみだった。

 もう一度記念戦線復帰へ。杉山は気持ちを新たにレースに打ち込んだ。「記念レースに戻るにはどうしたらいいか…ということを考えて、とにかく事故をなくして勝率を上げることを意識して走ってきた」。その言葉通り、昨年から2期続けて7点オーバーの高勝率をマーク。しっかり結果を出して、今年1月から3節続けてG1戦の出場も決まっている。

 昨年は出場機会こそ少なかったG1戦だが、12月の三国周年では予選首位を決める活躍。しかし、準優勝戦で2着と惜敗。優勝戦も5着に敗れて、G1Vはお預けとなった。かつては2014年のSGオーシャンカップ(まるがめ)で予選トップ通過、準優も1着としたものの待機行動違反により賞典除外。あと一歩のところでビッグレース制覇を逃している。「そこが課題ですね。一般戦でもそうなのですが、最後の詰めが甘い」と振り返る。

 悲願のG1タイトル奪取を目指して、今大会にかける思いは誰よりも強い。「とこなめはこれまで調子が悪い時でも、G1レースに出場させてもらっている。もう、結果を出さないとね。7月にはSGオーシャンカップの開催もある。そこを目指している。今回はやらないと行けない」と宣言する。

 大一番を前にして、とこなめの正月シリーズに出走。「直前にとこなめを走れたことは調整面でも大きいですね。次へつながることをやろうといろいろ試すことができた。記念レースでは出足がすごく良くても、伸びがないときつい。ある程度出足を崩してでも伸びを付けないと行けない」と分析。トコタンキング決定戦に向けて準備は万全だ。

 「自分の走りは抜かれるより抜くことの方が多い。1マークで例え後方に置かれても、追い上げるところを見てほしいですね」と言うように道中のアグレッシブな走りも杉山の魅力だ。初のG1タイトル奪取へ、ゴールまで諦めない杉山の走りに最後まで目が離せない。

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