嵐、活動休止発表 メンバーが心境を吐露した75分会見の全貌

2020年で活動停止を発表した嵐(左から、相葉雅紀、松本潤、大野智、櫻井翔、二宮和也)
2020年で活動停止を発表した嵐(左から、相葉雅紀、松本潤、大野智、櫻井翔、二宮和也)

 2020年での活動休止を発表した人気グループ・嵐は、公式サイトでの発表から約3時間後の27日夜、都内で5人そろって会見に臨んだ。

 約1時間15分に及んだ会見では、メンバーそれぞれが正直な心境を吐露した。(問答は一部抜粋)

 〈1〉大野「昨年6月に決断しました」

 ―結論に至った経緯は?

 大野(以下、大)「2017年6月中旬頃にメンバー4人に集まってもらって、自分の思い、気持ちを話した。自分の嵐としての活動をいったん終えたい、自由に生活が一回してみたいということを4人に伝え、何度も話し合いを重ね、2020年をもって嵐を休止するということになりました」

 ―話し合いの詳細は?

 大「気持ちを打ち明けてから、個々に会って、一人一人の思いも聞いて、その後はまた5人で会った。結構な回数ですけど、何度も何度も話し合って最終的に2018年2月に事務所の方に報告して、また話し合いを重ね、2018年6月に決断しました」

 ―「何事にも縛られず自由に生活したい」とは?

 大「具体的に何がしたいとか決まっていませんが、この世界を一度離れて、見たことのない景色を見てみたい」

 ―今後も嵐、ジャニーズの一員?

 大「最初は事務所を辞めなくてはけじめがつかないと思った。メンバー、事務所の方と話してお休みということでいいんではないかと話し合いをした」

 ―決断のきっかけは?

 大「きっかけは正直ない。だいたい3年前くらいからそういう気持ち、思いが芽生えてどんどんそれが強くなっていった」

 ―15周年のハワイ後?

 大「(ハワイが)終わってちょっとたって、その辺りから自分の気持ちに変化が表れてきてしまった」

 ―達成感はあったのか?

 大「やりきったという感覚は僕の中になかった。ハワイの時もなかった。本当に徐々になんですよね」

 ―何年ぐらい休む?

 大「具体的なことは考えていない。2020年いっぱいまで嵐として走り抜いてから、お休みさせていただく中で気持ちは出てくると思う」

 相葉(以下、相)「決まっていたら教えて」

 〈2〉松潤「解散ではありません」

 ―疲れたのか?

 大「疲れたのではない。一回立ち止まってみて、自分を見つめ直してみたいということがでかい」

 ―解散ではない?

 松本(以下、松)「解散ではありません」

 ―大野から聞かされた時、それぞれどう思ったのか?

 二宮(以下、二)「正直考えていないので、驚いたんですけど、話を進めていく中でずっと僕が言っていたことは4人でも6人でも嵐ではないと。嵐という世界の中での価値で戦っているので、5人でなきゃ嵐じゃない。リーダーの気持ちを尊重する形で結論に至ったというのが僕の個人的な目線」

 櫻井(以下、櫻)「驚きましたね。その後の話では相談というより意志の固まっていることなんだろうと解釈した。誰か一人のことで嵐の将来を決めるのは難しいし、他の何人かの意志で一人を縛ることはできない。中学の頃に出会って23、4年一緒にいる大切な仲間。全員が納得する着地点を見つけるのが僕の役割だと思った」

 松「常々グループを続けることはメンバーの強い意志があるからこそと思っていた。一番最初リーダーに話を聞いた時は驚きはしませんでした。その後みんなで話し合いする中で、このタイミングで区切りをつけるのがベストの形なのではと僕は判断しました」

 相「初めて聞いた時はひっくり返りました。こういう生活が当たり前だと一回も思っていなかったけど、現実で突きつけられた時は準備がいった。どうにか嵐を続けられないかとリーダーに相談しました。ただ、ちょっとでも同じ方向むいていないリーダーをずっと付き合わせるのは違う。リーダーの意見に納得して、そっちの方向で進めていこうと思いました」

 ―受け入れてくれたメンバーに対してどう思う?

 大「申し訳ない気持ちがすごく強い。1人欠けては嵐ではないと、5人の中では心の中にあったもの。勝手ではありますけど、メンバーとの思いを感じて、2020年まで毎日大切に走っていこうと思った」

 〈3〉ニノ「ケンカって書きたいんでしょ」

 ―反対した人はいなかったのか?

 二「反対ではなく、なんとかできないかと相談はしました。はい、分かりましたというのは責任感ないし、グループをやってきた年月もある。二つ返事で分かりましたとして、翌週に事務所の人に言いに行くのは責任として出来なかった。リーダーもギリギリまで考えてくれた印象でした」

 櫻「賛成、反対でパキッと別れるのは難しい。引き留めようとしたニュアンスの人もいれば、気持ちを理解して一緒に進もうとした人もいますから、反対というのは難しい」

 ―何に一番時間かかったか?

 櫻「みんなの気持ちが同じ場所に着地すること。真ん中をどこにするかという話を常にしていた。そんなバカな話はあり得ないとひっくり返す人はいなかった」

 ―けんかした人は?

 松「ないですね」

 二「そうやって書きたいんでしょ?」

 相「うそでもしておけばよかった」

 ―相葉の「仲は悪くなかった」という言葉を踏まえて、意見が食い違って溝ができたことはあったのか?

 相「そういうことではない。そう勘違いされちゃうかなと思って書かせていただいた。絆はどんどん強くなっていた」

 ―メンバーから言われた言葉、態度で印象に残っているのは?

 大「話し合いを重ねて最終的に期限が決まり、気持ちがまとまってきた時に、メンバーから『最後まで笑っていよう』と言われた時はやばかった。正直、なんだろう…素直に申し訳ない気持ちもある中で、なんて人たちだろうって。嵐で良かったなあ。言葉にならなかった」

 ―事務所の先輩に相談したか?

 大「今回は5人で決めました」

 〈4〉櫻井「ファンへ最後のわがまま」

 ―大野以外は21年以降どうするのか。

 相「今は想像もつかない。今決まっていることを精いっぱいやって、その後にどう思うか。休む予定はない」

 松「今までやれなかったことに新たなチャレンジができるタイミングになるかな」

 櫻「期限を発表して、それまでのことしか頭になくて、その先は想像出来ていない。嵐のことで頭がいっぱい」

 二「何にも考えてない。20年のケツのケツまで5人で活動できることは幸せ。1個でも1秒でも長く思い出を作っていきたい」

 ―大きな決断をした今だからこそ思い出す楽曲は?

 二「解散とか、そういう時に思い出すものかな。一回止まらせていただくということなので。平たく言うと、ない」

 ―大野は誰の言葉に感動したのか?

 大「もめることも、ぶつかりあうこともなく、僕の思いも含め5人で一番落ち着くところに持って行く思いが響いた。5人で嵐なんだなと。言葉に出来ませんでした。ボロボロになっちゃいそうで、涙とともに」

 ―ファンにわがままを言えるとしたら。

 櫻「わがままを聞いてもらったシチュエーションはたくさんある。これが最後のわがままじゃないですか」

 ―ツアーでファンは泣いてもいいのか、笑顔で会いたいのか?

 松「楽しく過ごせたらとは思ってますけど、皆さんの思いは違うでしょうし、決断を理解していただくのは時間がかかると思う。来てくれるだけでうれしいし、どう思うかはお客さん次第」

 ―2020年までという区切りの理由は? 

 櫻「時間をかけてたくさんの方に感謝を伝えていきたい。テレビ局、スポンサー関係、お世話になってるスタッフの方、みなさまに納得いただけるように説明、行動していきたいという時間です」

 松「やりたいことはいっぱいある。20周年のイベントもやりたいし、ベストアルバムも出せたら」

 ―大野にとって嵐とは?

 大「宝物以外の何物でもない。人生の半分以上が嵐だったので、永遠に心の中で輝き続けてるもの」

 ―ジャニーさんには報告したのか?

 大「はい。ジャニーさんは『僕が決められることでもないし、みんなで決めていくものだと思う。20年という年月、本当によく頑張ってくれた、ありがとう』という言葉を頂きました」

 ―今回のツアーは休止が決まった後に決めたのか?

 松「これだけの本数をやらせてもらうのは、それも理由の一つ。20周年の区切りの年を、たくさんの人に見ていただきたい」

 ―デビュー記念日の11月3日には公演が入ってない。

 松「デビュー日は1日しかないし、たくさんの方と共有できる方法をとれたら」

 ―無責任という指摘もあると思うが?

 櫻「2年近くかけて思いを伝えていく期間を設定したのが我々の誠意。たくさんのパフォーマンスを見てもらい、姿勢と行動をもって無責任か判断してほしい」

 ―大野が矢面に立ち悪者にされる可能性もあると思うが?

 二「リーダーのせいでなったとはゼロに感じている。僕らはみんなでやりたいと思った時にやるし一人がやりたくないって言ったら、なぜかを徹底的に話し合って決断する。リーダーが悪者に見えるようなら我々の力不足」

 〈5〉大野「ニノ、ごめん。おめでとう」

 ―ファンは困惑すると思うが?

 大「理解するのに時間がかかると思うが、できるだけ皆さんに一日を無駄にせずに感謝を返していきたい」

 松「前向きに毎日過ごしていきたいのでバラエティー番組などに出た際に5人の空気を確かめていただけたら」

 櫻「嵐じゃないとかなえられない夢や見られない景色が山ほどある。ここから2年かけて一緒に走っていく中でファンの皆さんも走っていただけたら」

 相「僕らは決められた時間、見てくださる皆さんを楽しませる」

 二「2020年、残り2年近くみんなで楽しむためにもあまり前を向きすぎずに向き合って、2年間いきたい。前を向かれ過ぎてもつらい部分はファンの子にあると思うので」

 ―17年6月、どういう形で切り出したのか。

 大「大阪で5人で仕事して、その前の日に仕事の後、ホテルの部屋でちょっと話したいことがあると伝えた。みんなに僕の部屋に来てもらって、その時はいつもの会話をしていたので、正直切り出せなかった。いつもの空気が自然と起こるので、4人も何を話してくるのかという空気もありつつ、僕もいつだろうと。自分のタイミングで話させてもらいました。『ちょっと聞いてもらいたいことがある』と、そこで言いました」

 ―どんな一声だったか?

 大「『集まってもらったのは自分の気持ち、思いを話したいことがある』と」

 ―次に話したのは?

 二「覚えていない。6月16日に集まった。僕はみんな誕生日(17日)祝ってくれるんだろうと。さすがリーダー。いい頃合いだって。だから一貫して僕は衝撃だったと言っている。『誕生日おめでとう』って言ってくれると思っていたのに、『あれ~へ~』って。その後、『やっぱり分かったから今は祝ってくれ』って言ってみんなで乾杯しました」

 大「小声で『ニノ、ごめん。おめでとう』って祝いました」

 〈6〉ニノ「優しい人。近くにいてくれた」

 ―また嵐を巻き起こす姿は見えるのか?

 相「デビューの時に僕が『世界中に嵐を巻き起こしたい』って言って始まった20年だったけど、まだ巻き起こせていないと思う。リーダーがまた同じ方向を向いた時はいつの日か」

 ―大野はどういう存在?

 松「リーダーだけじゃなく、メンバー、嵐という言葉以外ない。家族とも友達でもない。それ以上じゃないですかね」

 相「このメンバーじゃなかったら20年できなかったよね」

 二「優しい人だと思います。怒るところは見たことない。一緒にメンバーにつらいこと、悲しいことがあると親身に近くにいてくれた」

 ―なぜ今日発表したのか?

 櫻「時間をかけて感謝の気持ちを伝えていきたい、あとはご説明をいろんな所にしていきたいという思いがある。コンサートの追加公演を発表する時期も迫っていたので、決断を知った上で申し込みをしてほしいという気持ちがあった」

 ―今の気持ちは?

 大「いまだに実感は正直ない。あと2年の中で自分の中で覚悟を決めて全うしなくちゃという思いが強くなった」

 相「ずっとソワソワし、落ち着かない感じはしていた。決められた時間を全力で後悔しない時間にしたい」

 松「この発表が早かったとも遅かったとも思っていない。いつか発表しないといけない。誠心誠意皆さんに伝えた上で今から5人で走り抜きたい」

 櫻「ファンの皆さんの思いとたくさんのスタッフの気持ちを考えると、この日が来なければいいのにと思う反面と、やっと伝えられたという複雑な気持ち」

 二「応援してくれる方の心の整理や準備に必要と思っている。今、今、今、今を共有していきたい」

 ―同じベクトルに向かなかった場合は?

 大「また5人で何かをやるというのは決まっていない。お休みする中で僕自身も一所属という形なので、ビジュアルだったり、体形だったりはキープしていこうと思う。テレビに出なくなっていきなり老け込むのは正直怖いので、4人以上に気をつけて休もうと思う。もし、5人で再会した時に1人だけ何だあいつってなるのは嫌だ」

 〈7〉大野「走り抜く」

 ―今までも絵や釣りで自由にやってきたのでは?

 大「好きな絵とか釣りは散々させていただきました。その中で、この仕事をしていると先のことが決まっていたり、常に何かの責任とともに、例えば釣りしていても明日は仕事だっていろんなことが入っている自分がいた。一回自由になるためにはお休みにするということがあるのかなって。今までとは違う縛られるものを一回払ってみたい。この決断はすごいことだと思った」

 ―大野以外の4人で話は?

 櫻「大野を抜いて4人で話すことは一度もなかった」

 二「嵐のことなので5人で話す、とみんなの中であった」

 櫻「その時はよく会っていたので、他のメンバーも思うと思うけど嵐が家に来ると緊張した」

 二「日に日に乾杯のボリュームが小さくなった」

 櫻「その時期を経て、絆は過去最大に太くなっていると思います」

 ―最後に。

 相「この4人に出会えたことに感謝して、ファンの皆さんにはいろんな景色を見せていただきました。最後の最後まで嵐をよろしくお願いいたします」

 松「今、自分たちが直接言葉で伝えさせていただいたことが何よりもファンの皆様に届いたらいい。5人それぞれに嵐が好きだということ。その思いをもって歩んでいく」

 大「たくさんの方に驚かせてしまい申し訳ありません。僕らでできること、僕個人でできることをみんなで考えながら残り2年間、嵐として走り抜きたい」

 櫻「この5人じゃなければ嵐ではない。この5人じゃないと嵐は作れない。信じられない数のファン、関係者、スタッフに支えられている。ここから2年、嵐は駆け抜けていきますので、どうか同じ運命を同じ景色を走っていけたら」

 二「みんなが言ったことが全て。そのマインドは常に持ちながら、今までと変わらず、この20年間やってきたことがうそにならないように我々嵐らしく、5人で皆さんと一緒に思い出を作っていけたら」

 ◆相葉 雅紀(あいば・まさき)1982年12月24日、千葉県生まれ。36歳。96年8月にジャニーズ入所。テレビ朝日「相葉マナブ」、NHK「グッと!スポーツ」などMC業でも活躍中。

 ◆松本 潤(まつもと・じゅん)1983年8月30日、東京都生まれ。35歳。96年5月、ジャニーズ入所。最年少メンバーながら近年はコンサートの構成・演出を手がける。

 ◆大野 智(おおの・さとし)1980年11月26日、東京都生まれ。38歳。94年10月にジャニーズ入所。ソロでの主な出演作に日本テレビ系ドラマ「怪物くん」シリーズなど。

 ◆櫻井 翔(さくらい・しょう)1982年1月25日、東京都生まれ。37歳。95年10月にジャニーズ入所。嵐では主にラップを担当。06年から日テレ系「news zero」キャスター。

 ◆二宮 和也(にのみや・かずなり)1983年6月17日、東京都生まれ。35歳。96年6月ジャニーズ入所。演技で頭角を現し、昨年の映画「検察側の罪人」で報知映画賞助演男優賞を受賞。

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