【センバツ】桐蔭学園の“由伸2世”森敬斗「一戦必勝で臨みたい」

スポーツ報知
一本足打法で勝負強い打撃を誇る桐蔭学園・森

 第91回センバツ高校野球大会(3月23日から12日間・甲子園)の出場32校が25日、発表された。昨秋の関東王者・桐蔭学園(神奈川)は16年ぶりの切符。天才的な勝負強さを持つ森敬斗内野手(2年)は「由伸2世」と評判の好打者。高橋由伸氏(巨人前監督)の2学年上だった片桐健一監督(45)が「似てますね」と推す逸材だ。

 浮かれることはなかった。センバツ出場が決まった約1時間半後、森主将のかけ声とともに、練習を開始した。「絶対に浮足立つことなく、地に足をつけてやっていきたいです。長く甲子園にいられるよう一戦必勝で臨みたいです」と決意を新たにした。

 チームの中心は、森だ。昨秋の関東大会初戦、2点を追う9回2死満塁で逆転サヨナラ弾を放ち、常総学院を破った。優勝候補を退け、決勝の春日部共栄戦では2発。優勝へと導いた。片桐監督は同校OBで2学年下にいた天才・高橋由伸を引き合いに「(森は)高橋と一緒で、決めるところで決めている。みんな『森に回そう』となってるし『みんなが高橋に』だったのと存在は似ている」とまで言わせた。

 同じ左打者。一本足のフォームも似ている。この冬は「スイングスピードを上げてパワーをつけることを重点にやってきました」と、重さ1300グラムのバットで1日約1000スイングを敢行。由伸氏の打撃映像を見るなど、逆方向への強い打球も意識した。体重は昨年12月時の65キロから5キロ増。50メートル5秒8のスピードにパワーも加わった。

 「自分のプレーで人の心を動かすような、感動させられる選手になりたいです」と森。天才と言われた由伸氏が誰よりも練習して、誰よりも振っていたことを知り、冬の間はガムシャラに、厳しい練習に耐え、メンタル面も鍛えられ、勝負強さに磨きがかかった。

 本物の「由伸2世」となるには大舞台での活躍が必須。片桐監督は「高橋は勝負強いというか、全部打っていましたからね」と笑ったが、森への可能性も無限大に感じている。甲子園でもミラクル―。森主将の“ここぞ”にかかっている。(水井 基博)

 ◆森 敬斗(もり・けいと)2002年1月28日、静岡・静岡市生まれ。16歳。清沢小3年から服織野球スポーツ少年団で野球を始め、藁科中時代は島田ボーイズでプレー。桐蔭学園では1年夏からベンチ入り。50メートル5秒8の俊足で遠投110メートルの強肩を誇る。173センチ、70キロ。右投左打。

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