RIKUが奏でる、THE「大人の」RAMPAGE…2・6からアリーナツアー

スポーツ報知
「THE RAMPAGE from EXIILE TRIBE」のRIKU(カメラ・関口 俊明)

 16人組ダンス&ボーカルグループ「THE RAMPAGE(ザ・ランページ)」の新曲「THROW YA FIST」が30日に発売される。ボーカルのRIKU(24)は「ちょっと大人びたランページを意識した」という。2月6日に静岡エコパアリーナからスタートする全国13か所26公演のアリーナツアーには「前回のホールツアーの経験を生かしたステージにしたい」と意欲を見せた。グループ結成から4年、メジャーデビューして2年たったが、大所帯のグループだけに「立ち上げ当初はいろいろあった」そうだ。デビューまでの苦労やソロへの夢なども聞いた。

 7枚目のシングルは「THROW―」の他にアニメ「フェアリーテイル」の主題歌「DOWN BY LAW」、TBS系ドラマ「ゆうべはお楽しみでしたね」のエンディング曲「Starlight」などが収録されたマキシ盤。レコーディングでは特に意識した点があったそうだ。

 「今作はアリーナツアーのキックオフシングルなので一皮むけたというか、大人になったランページを表現したかったです。今までは曲のメッセージや熱量を伝える中でパワーで押し切ってきた部分もありました。そこにいい意味で必死になりすぎない、ちょっと余裕のある姿が出せればいいかなと。それが僕の思う大人の感じで、声の質感とかアプローチの仕方を気をつけました。3曲はそれぞれタイプが違っている楽曲なので振り幅の大きさも見せられたと思います」

 来月から初のアリーナツアーがスタートする。今回は9か月にわたり全国を回ったホールツアーの経験を生かした内容になりそうだ。

 「アリーナは正直、早いかなとも感じました。でも大きなステージでできるアーティストが限られている中、そこでエンターテインメントを発信できるグループになれたのかと思うと自信も湧きました。ホールツアーでは生身の肉体だけで見せる勝負をしましたが、アリーナだからできる表現だったり、先輩方のステージに帯同させてもらって学んだこと、見せ方とかを僕らなりに取り入れてやっていこうと、今アイデアを凝縮させています。一番後ろの人にも楽しめるステージを目指しています。プレッシャーはありますが、まだ若造ですがやる限りはEXILE TRIBEの一員として覚悟をもって勝負します」

 ―何か特別な演出がある。

 「以前からメンバーでご飯とか行った時『もしドームやアリーナなら、これやってみたい』とか話していました。主にLIKIYAさんがパフォーマーの振り付けを作っていますが、みんな得意な踊りのジャンルも違うのでそれぞれの個性を発揮できるシーンも用意してあります。う~ん、ボーカルのソロですか…。(川村)壱馬は声がカッコ良すぎるのでラップやヒップホップを歌うとすごく映えるし、(吉野)北人は繊細な声で元々ルーツになっている音楽が尾崎豊さんだったりで、ハートフルな楽曲歌う時が映えますよね。僕は元々R&Bが大好きで、変わったアプローチやわざとテンポをずらして歌うのが得意なので、R&B系の楽曲の時は僕が歌わせていただくパートが多いですね。それぞれの特長を生かしたステージになると思います」

 歌手を目指したのは中2の時、EXILEのライブがきっかけだった。当初は親の反対を受けたが時間をかけて説得し扉を開けた。

 「母親とライブに行った時に隣の席の人が、ATSUSHIさんの歌に感動して泣いているのを見て歌の力を感じました。それまでサッカー一辺倒でしたが『これだ』って。そこから友達とカラオケに行ったりネットで発声方法とか調べて練習。高校1年の段階で『音楽をやりたい』と思っていたんですが親は『ダメだ、サッカーやれ』って。それでも部活やりながら言い続けていたら折れてくれました。僕は日大の付属に中学から通っていたので、親としては3年間部活をやって普通に大学進学して就職することを望んでいたでしょうね。高2の時にEXPG(養成所)のHPで『特待生オーディション』の応募を見つけ受けたら合格しましたが、親として相当不安だったと思います」

 EXPGに入所し初めて本格的なレッスンを受け徐々に力を付けてきたが、周りは実力者ぞろいだった。

 「よく喉を開くっていうじゃないですか、その感覚をつかんだり呼吸の仕方。声を出すまでの体の中の空気の流れとかを学んだら、音が強くなって声を自在に操れるようになりました。でも最初は周りとの実力の差は歴然でした。一緒にやっていたDOBERMAN INFINITYのKAZUKI君はすご過ぎで、彼の技を見て盗んで、そして教えてもらって一緒にステージに立つの繰り返しでした。毎度ぶちのめされている感覚でしたが、シンガーとしてだけは負けたくないという気持ちが支えでしたね。つらかったですが先輩の前座で歌った時に、お客さんがびっくりした反応を見て『ちょとずつ力を付けてきたかな』と思える瞬間も増えてきました。KAZUKI君のライブで本人から『ゲストで歌ってくれないか』と頼まれた時はむちゃくちゃうれしかったです」

 ―その後ボーカルバトルを勝ち上がったが。

 「もうグランプリを取る気持ちしかなかったし、全てをぶつけたという思いでした。でも発表の時は正直、一瞬諦めたんですよ(笑い)。壱馬と北人の受験番号が1、2番で僕が7番。EXILE TRIBEのグループはボーカル2人というのがセオリーじゃないですか。そこで『合格は1番壱馬君、2番北人君』と言われた時に『僕の闘いは終わった』と。そしたら『え~、7番の青山陸君』って。『今、呼ばれたよね』って鳥肌立っていました」

 ランページ候補生として武者修行を続けた。正式メンバーとなりメジャーデビューしたが、常に不安がつきまとっていたそうだ。

 「HIROさんから『まずは候補生から』と言われた時は『まだ戦いが続くのか』という思いもありました。だから正式メンバーの発表を聞いた時は自分たちがぶつかりながらやってきたモノが実った瞬間だったので、とにかくうれしいとありがとうございますの気持ちしかなかった。でもメジャーデビューできるのかの不安は全然ありました。言葉は悪いですが『ハイ、解散』って言われて終わるかもという気持ちもどこかにあって、ずっと危機感を持って3年過ごしていました」

 メンバー16人の大所帯だけに意見の集約も難しかったが、ランページの名前の下にまとまりも出てきた。

 「最初は相当厳しかったですね。てんでバラバラでみんなが『こうでしょ、こうでしょ』みたいな感じでした。でもデビューして2年過ぎて『個人的にはこうだけど、ランページならこうだよね』という軸が根付いてきて話は早くなりました。アリーナツアーもリーダー始め年長組がいろんな意見を出してくれてます。『まずはこれやってみよう』といっては年下のメンバーに『そこの振り付けは頼んだ』と役割分担してくれ、若手もいろいろアイデアを出したりしています。最初はぎこちなかったですが、やはりホールツアーの経験がでかい。58公演やってまとまった感はあります」

 ボーカルとしてグループを引っ張る立場にあるが、パフォーマーと意識の違いは感じているのか。

 「う~ん、ぶつかりあって今の関係を築きましたから、あまり感じてはいません。ただ根本でパフォーマーとボーカルのおもてなしの違いはありますよね。たとえばこの楽曲でのコールアンドレスポンスは『このくらいの尺で、こんなことを言ったらいい』と僕らが思うと、パフォーマーは『ここは短くていいでしょ』となったりする。僕も正直、そういう考えがあるかと勉強にもなります。ただ注文ではないですがレコーディングを見てくれるとうれしいですね。僕らが歌った完成した部分しか聴いていないじゃないですか。このフレーズはなぜこういうアプローチになったとか、3人の声が交ざった瞬間とか一緒に感じてほしいのは正直あります。たまにリーダーの陣は来ますが、今度『遊び来て』と誘ってみます」

 ―一番楽になれる瞬間は。

 「お風呂が大好きで湯船に漬かっていると落ち着きますね。よく岩盤浴とか溶岩浴に行きます。そこで目をつぶって何も考えずボーッとしてます。アルコールは体を作り始めてから控えています。本当は好きなんですがライブやパフォーマンスのことを考えると、ちょっとね…。今はしばらく活動の予定がないのが分かった時にちょっと引っかけに行こうかなという感じです。先日、幼稚園からサッカーを始めた幼なじみと男子会したんですが、みんな社会人でビールがんがん飲んでましたが自分だけソフトドリンクでした(笑い)」

 自身にプレッシャーをかけ続けるのは、自分が器用なタイプでないのが分かっているからこそ。努力の積み重ねが大きな実になるだろうが、心に“遊び”がでてきた時どんな顔が見られるのかも楽しみだ。(ペン・国分 敦、カメラ・関口 俊明)

 ◆佐藤大樹と一緒のステージ楽しみ、いつかはソロ挑戦したい

 EXPG時代にEXILEの佐藤大樹と約束したことがある。

 「大樹とは同い年で一緒にレッスンを受けてました。今だからこそ言えますが、1年に1回、EXPGでのライブでは今のランページのメンバー3人と大樹と僕でEXILEの楽曲を歌っては映像を撮ったりしていました。ずっと『一緒にやりたいね』と話していた中で、大樹はEXILEになり僕らはランページになった。彼はずっと『EXILEになる』と言い続けていて、有言実行をした姿はカッコいいしリスペクトしています。

 よくジェネレーションズさん、ランページ、ファンタスティックスらがJr.EXILE世代と言われますが、大樹と一緒にパフォーマンスする日もそう遠くはないと勝手にイメージしています。グループの垣根を越えられる環境はLDHの強みと思っているので、その日を楽しみに今はランページで力を付けていきます」

 ―ソロ活動の可能性は。

 「一人のシンガーとしての欲を言えば、いつかは挑戦したい気持ちはあります。今は、夢をかなえやすくするための場所がランページで、グループを大きくすることに全てを注ぐ時期だと思っています。ソロで僕が一番びっくりしたのがATSUSHIさんのプレミアムソロライブでした。DVDを見ていたら『僕だけができる音楽をEXILEに持って帰りたい』みたいなことをおっしゃっていて、僕が思っていたソロの認識がご本人と真逆で、グループを愛していることを痛感しました。『なるほど、だからEXILE ATSUSHIと名乗っているんだな』と気付きました。自分もそうでありたいし、RAMPAGE RIKUでいつか挑戦したい機会があればうれしいです」

 ライブに懸ける思いは強い。そこにはコンサートスタッフへの敬意がある。

 「グループ結成して半年ぐらいの時『どうしたらいいのか』と迷走した期間もあって、メンタルを鍛えるため合宿もしましたね。その中で大きかったのは自分らがステージに立つ裏で、舞台建設や衣装管理とかスタッフさんが何をやってくださっているのか、それを知るため先輩方のライブに帯同してお手伝いしたことでした。皆さん大変なんですよ。ホールツアーの時も僕らメンバーが多い中、少ない人数で管理してくださってね。それが分かったので感謝の気持ちで接していたらスタッフさんが打ち上げで『ランページのライブをやれて良かった』と言っていただきうれしかったです。それがあったから今の空気感ができたと思います。ライブはクルー全員で作るもので、僕ら16人はその代表でステージに立っているだけだと思っています」

 ◆RIKU(りく)本名・青山陸。1994年8月10日、埼玉県出身。24歳。高校時代にEXPGの特待生オーディションに合格して入所。養成所時代からEXILEのサポートダンサーとしてツアーに参加し、2014年に「ボーカル・バトル4」に合格し、同年に候補生から正式メンバーとしてTHE RAMPAGEのボーカルに。17年1月に「Lightning」でメジャーデビューを果たす。特技は子供の頃から始めたサッカー、フリースタイルフットボール。日課はトレーニングと発声練習。

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