【巨人】目指せ坂本勇人!出て来い高卒スター…スピード出世の秘密同期入団トリオが教えます

ベースランニングについての話を聞く(左から)黒田、松井、横川(1人おいて)増田、高橋
ベースランニングについての話を聞く(左から)黒田、松井、横川(1人おいて)増田、高橋
07年の新人合同自主トレで汗を流す坂本勇
07年の新人合同自主トレで汗を流す坂本勇

 巨人の新人選手たちに、スピード出世の秘密が明かされた。近年、入団から時間をかけずにブレイクした筆頭といえば、現在主将を務める坂本勇。同じ06年ドラフトで入団した松本哲也ファーム外野守備走塁コーチ(34)らが、間近で見てきたからこそ分かる進化の裏側を振り返った。今年のルーキーは育成を含め、10人中9人が高校生。高卒入団でスター街道をこじ開けた勇人の足跡から、多くのヒントが得られるはずだ。

 坂本勇人は、なぜスピード出世できたのか―。松本コーチは、懐かしそうに12年前を振り返った。「高校から入団してきたのに、体力がすごかった。大学から入った選手と比べても互角以上。ものすごい量の練習をこなすことができた」。上達するためには練習するしかないが、土台となる体の強さがなければ、特訓には耐えられない。基本的なことではあるが、坂本勇はここをおろそかにしなかった。

 そこでアドバンテージを作ることができたから、周囲と差をつけられた。現役時代、原監督から「打撃が天才的」と認められた隠善智也ファームディレクター補佐は「僕は隠れて練習したいタイプだったんですが、寮の地下(打撃練習場)ではよく勇人にバッタリ会いました」と証言した。また、そのような自主練習中は一切口を開くことなく、自分の世界に入り込んで黙々とバットを振っていたことが印象的だったそうだ。

 練習漬けの日々を送る一方、高校生らしい一面を見ていたのは、同じく高卒入団だった大抜亮祐打撃投手だ。「キャンプは野手の練習がすごく長くて、勇人の手はボロボロ。でも夜になると、そのボロボロの手でマリオカートに熱中していました(笑い)。オンとオフをしっかり切り替えていましたね」。リフレッシュの時間はきっちり取り、リセットした状態で翌日の練習に備えていた。

 07年、ルーキーの坂本勇はキャンプ2軍スタートながら、3月のオープン戦に抜てきされた。7月12日の阪神戦(東京D)で1軍デビューすると、9月6日の中日戦(ナゴヤD)では延長12回に代打で決勝打。翌08年には開幕スタメンを勝ち取り、スターの道を駆け上がった。この日、高卒ルーキーズ9人は全員、キャンプ3軍スタートが決定。次は誰が、スピード出世を遂げるか。(尾形 圭亮)

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