センバツ有力の春日部共栄で体罰 本多利治監督が部員を平手打ち

 昨秋関東大会準Vで今春センバツ出場が有力視される春日部共栄(埼玉)は20日、昨年4月に野球部の本多利治監督(61)が練習試合中に部員を平手打ちするなどの体罰があったと明らかにした。同校は11日に埼玉県高野連に報告。日本高野連は16日の審議委員会で、日本学生野球協会審査室(2月1日)に処分を上申した。同校はセンバツ出場候補校の推薦を辞退しない意向。選考委員会は25日に開かれる。

 本多監督は80年創部から率いて93年夏準Vなど春夏計7度の甲子園出場の強豪に押し上げ、今春で就任40年目を迎える。同校によると、指揮官は昨年4月1日と3日、練習試合で見逃し三振した当時の2、3年生計3人に平手打ちをしたり、蹴ったりした。既に部員や保護者に謝罪し、今月11日から指導を自粛している。

 17年4~5月には、当時の2、3年生が1年生に「うざい」などの暴言を吐いたほか、ミーティング中、2年生が1年生を平手打ちしていたことも明らかにした。学校側は保護者の申し出を受けて17年12月に第三者委員会を設置。生徒から聞き取りを進める中で、監督の体罰も判明したという。第三者委は昨年12月に報告書を学校に提出した。

 この日は宇野禎弘校長が部員、保護者に事情説明。加藤和己教頭は「昨秋の1、2年生の成果を台無しにしたくない」とセンバツ推薦を辞退しない方針。1月末に同校の賞罰委員会で本多監督の処遇を検討する。日本高野連の竹中雅彦事務局長は「指導者の問題。選考には関係ない」と指摘。センバツ出場が決まっても、監督交代は避けられそうにない。

 ◆春日部共栄 学校創立と同じ1980年4月に創部。夏5回、春2回の甲子園出場を誇り、93年夏の甲子園では決勝まで進出したが、惜しくも準優勝に終わった。主なOBは日本ハム・城石憲之1軍打撃コーチ(45)、元西武・土肥義弘投手(42)、DeNA・鶴岡賢二郎2軍バッテリーコーチ(31)、現役では西武・斉藤彰吾外野手(29)、日本ハム・中村勝投手(27)らがいる。

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