羽賀研二容疑者と元妻を不動産の偽装譲渡で逮捕 偽装離婚か

羽賀研二容疑者
羽賀研二容疑者

 詐欺事件の被害者への賠償に充てられる不動産を偽装譲渡し、差し押さえを免れようとしたとして、沖縄県警は18日、強制執行妨害などの疑いで、沖縄刑務所に服役中の元タレント・羽賀研二(本名・當真美喜男)容疑者(57)と、元妻で不動産管理会社代表の當真麻由容疑者(41)を逮捕した。2人は2016年12月に離婚したとされているが、実際には資産を確保するために偽装離婚した可能性もあるという。

 3億7000万円もの大金をだまし取ったとして服役している羽賀容疑者が、元妻と共に新たな罪で逮捕された。

 2人の逮捕容疑は17年1月、所有する沖縄県内の土地や建物の所有権を麻由容疑者に移転する登記申請をし、譲渡したよう装った疑い。県警は2人の認否を明らかにしていない。羽賀容疑者は県内に複数のビルや住宅などを所有していた。県警によると、羽賀容疑者は移転登記時には麻由容疑者と離婚していたが、実際は資産を共有する関係で、差し押さえを回避するため偽装離婚した可能性もあるとみている。

 「差し押さえ」とは、羽賀容疑者が沖縄刑務所で服役するきっかけとなった事件に関するもの。羽賀容疑者は07年6月、未公開株の売買で元値の3倍に相当する1株120万円とうその価格を被害者の知人男性に提示して計約3億7000万円を受け取った詐欺罪と、その男性を脅して債権放棄するとの書面に署名させた恐喝未遂罪で逮捕。13年4月に懲役6年の実刑判決が確定し、収監された。

 男性は11年9月、貸金も含めた約3億9000万円の返還を求めて提訴。大阪地裁が16年10月に全額の支払いを命令し、17年5月に控訴が棄却され確定した。所有権の移転が行われたのは、返還訴訟の1審判決の3か月後だった。

 元東京地検特捜部副部長で弁護士の若狭勝氏は「支払い命令が出て間もない時期に財産の移動があれば、原告側は当然調査をする」と指摘。どのような手口を使ったかは、今後の捜査によって判明すると思われるが「2人で示し合わせて実際の移転よりも多く譲渡したという合意書を作り、“隠し財産”を作るやり方が、よくあるパターンですね。離婚はしているものの、実際には内縁関係にあるのがバレたという可能性もあります」と話した。

 ◆羽賀 研二(はが・けんじ)本名・當真美喜男(とうま・みきお)。1961年7月21日、沖縄県生まれ。57歳。父は米国人。日本人の母親に育てられ、高校3年の時にスカウトされる。81年、ミュージカル「ザ・ファンタスティックス」で主役デビュー。82年、シングル「街角ロンリー・レイン」で歌手デビュー。他の主な出演作にNHK大河ドラマ「北条時宗」、ミュージカル「マイ・フェア・レディ」など。

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