”5歳児離れ”した市川海老蔵の長男、勸玄くん

襲名披露会見で挨拶した堀越勸玄くん
襲名披露会見で挨拶した堀越勸玄くん

 よその子と比べるな。子育ての“鉄則”は肝に銘じているつもりだが、歌舞伎俳優・市川海老蔵(41)の長男で、先日、来年5月の市川新之助襲名を発表した堀越勸玄くん(5)を取材していると、ついつい自分の長男と比べてしまう。理由は単純。勸玄くんの生年月日は2013年3月22日。我が長男とわずか2日違いなのだ。

 同年代の子どもたちと比較して、特に勸玄くんに驚かされるのは2点。声の大きさと、物おじしない振る舞いだ。

 14日に東京・歌舞伎座で行われた襲名披露会見。勸玄くんの口上は劇場の隅まで響き渡った。幼稚園の学芸会を見ていると、園児たちは大きな声を出そうとすると、どなり声になってしまいがち。歌を歌っていても、声の大きさを気にすると音程を無視してしまう子が多い。勸玄くんの口上は、声が大きく、それでいて違和感の全くない口上になっていた。

 300人もの取材陣を前にしての受け答えも“5歳児離れ”していた。これまた学芸会の話になるが、堂々としている子は何人もいるのだが、緊張の様子は明らかに伝わってくる。会見の勸玄くんは緊張のそぶりも見せなかった。

 もちろん天賦の才のあるのだろうが、これまでの経験によるものが大きい。2015年11月の初お目見えからすでに4度、1か月近い公演に出演。囲み取材も何度か経験し、取材のたびに受け答えもハッキリしてきた。大きな声も毎日のけいこで徐々に身に着けてきたはずだ。

 個人的には世襲は好きではない。二世俳優を記事で扱うことは多いけど、やっぱり機会はできるだけ平等であるべきだと思う。ただ、勸玄くんの“英才教育”を見て、すべてにおいて世襲を否定するのもどうかなと少しだけ考えを改めている。

 歌舞伎界では勸玄くんと近い年齢で、尾上菊之助の長男・寺嶋和史くん(5)、寺島しのぶの長男・寺嶋眞秀(まほろ)くん(6)、中村勘九郎の長男・中村勘太郎(7)、次男・中村長三郎(5)らが名を連ねる。将来、彼らが“黄金世代”となるのか、成長が楽しみだ。(記者コラム)

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