稀勢の里が涙の引退会見「一片の悔いもございません」

スポーツ報知
引退会見で涙を流す横綱・稀勢の里

 大相撲の初場所で初日から3連敗し、16日に引退を表明した横綱・稀勢の里(32)=田子ノ浦=が、東京・両国国技館の相撲教習所で会見を行った。

 この日の朝に師匠の田子ノ浦親方(元幕内・隆の鶴)が横綱の引退を明かしたが、改めて横綱自身で「私、稀勢の里は、今場所をもちまして引退をし、年寄り荒磯を襲名し、精進していきます。大変お世話になりました。ありがとうございました。横綱として、皆様の期待に応えれないということは非常に悔いが残りますが私の土俵人生において、一片の悔いもございません」と述べ引退を発表した。

 稀勢の里は、初場所初日から3連敗。昨年秋場所から不戦敗を除き、3場所にわたって8連敗で貴乃花(99年)の横綱ワースト記録を更新していた。3日目の取組後に東京・江戸川区の田子ノ浦部屋に戻って師匠と話し合い、引退の意志を伝えていた。

 2017年初場所で14勝1敗の成績で初優勝し、1998年夏場所後の3代目若乃花以来、19年ぶりとなる日本出身の横綱に昇進。同年春場所に13日目に左腕付け根を負傷しながら、決定戦の末に先代師匠の故・鳴戸親方(元横綱・隆の里)と同じ新横綱優勝を飾るなど功績を残した。

 今後は、すでに名跡を取得している「荒磯」親方として大関高安ら後進の指導にあたる。

 ◆稀勢の里 寛(きせのさと・ゆたか)本名・萩原寛。茨城・牛久市出身、32歳。188センチ、177キロ。02年春場所で鳴戸部屋から初土俵。17歳9か月の新十両(04年夏場所)、18歳3か月の新入幕(同九州場所)はいずれも貴乃花に次ぐ史上2位の若さ。10年九州場所で白鵬の連勝を「63」で止めた。11年九州場所後に大関昇進。13年12月に部屋の名称が田子ノ浦に変更。優勝2回。殊勲賞5回、敢闘賞3回、技能賞1回。得意は左四つ、寄り、突き、押し。

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