「モー娘。に憧れた」アーティスティックスイミング・乾友紀子…リレーコラム

スポーツ報知
乾友紀子

 読者の皆さんは2019年、どんな初夢を見ましたか?

 夢といえば、私は子供のとき、アイドルに憧れていました。アーティスティックスイミング(AS)は小学1年の頃から始めましたが、五輪選手になりたいと思ったのは、6年生のときに井村先生のクラブに来てから。それまで憧れの目で見ていたのはアイドルでした。

 特に「モーニング娘。」に憧れていて、その影響で踊るのが好きな子供でした。当時の「モー娘。」は後藤真希さんとか、加護ちゃん、辻ちゃんが入ってきた時期でした。私は小学校でバトン部に入っていたんですけど「LOVEマシーン」とか、自分たちでダンスの構成や振り付けを考えて踊っていました。

 今でもダンスで体を動かすのはとても好きで、家で踊ったりもします。ちょっと前だったら恋ダンスとか、最近だったらTWICEとか…。その時々ではやっているものを覚えて踊っています。勉強は覚えられないんですけど、振り付けはすぐ覚えられます。いいストレス発散になりますよ。誰に見せるわけでもないんですけどね。

 ただ、ASの振り付けは別な話。私はソロの振り付けを、舞踊家の舘形比呂一(たてがた・ひろかず)さんにつけていただいていますが、趣味で勝手にやってるのとは全く次元が違います。振り付けの形は覚えられても、自分の出すオーラや空気を動かすこと、どこに向かってどういう動きの意味合いを伝えるなどは、なかなかできないのです。

 動作に一つ一つ意味があり、例えば手をただ上げているのと、空気を持ち上げる意識で上げるのとでは周りへの伝わり方が全く違います。ただ腕を伸ばしているのと、空気を抑える意識で伸ばすのとも違います。このごろは、舘形さんから「最初は何もできなかったけど、できるようになってきたね」と言っていただけるようになりました。ですが、まだまだ。今年は世界選手権もありますし、さらに成長できる1年にしたいです。

 ◆乾 友紀子(いぬい・ゆきこ)1990年12月4日、滋賀県生まれ。28歳。2012年ロンドン五輪はデュエット、チームとも5位。16年リオ五輪ではともに銅メダル。09、11、13、15、17年世界選手権代表。滋賀・近江兄弟社高―立命大出。井村アーティスティックスイミングクラブ所属。芦屋大職員。170センチ、53キロ。

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