東洋大・相沢晃、同郷の先輩藤田を超えた!箱根駅伝特別連載

往路4区で区間新記録を出した東洋大・相沢
往路4区で区間新記録を出した東洋大・相沢

 第95回箱根駅伝(2、3日)は東海大が復路8区で東洋大を逆転して初の総合優勝に輝いた。東北勢も17チームから33選手が箱根路を走り、日本中を沸かせた。スポーツ報知では「がんばってます箱根駅伝特別編」として活躍した選手を3回に分けて紹介する。

 第95回箱根駅伝(2、3日)で4区(20・9キロ)を走った東洋大の相沢晃(3年)=福島・学法石川出=が1時間0分54秒の区間新記録を樹立した。両足首に不安を抱えながら、ライバルを圧倒する走りでチームの2年連続往路優勝に貢献。目標としていた総合優勝には届かなかったが、最上級生となる今季は学生陸上界のエースになって箱根路に戻ってくることを誓った。

 先頭を突き進む東洋大・相沢の頭には郷土の偉大な先輩の記録が浮かんでいた。8秒差の2位でタスキを受けると、2・6キロ過ぎで青学大・岩見秀哉(2年)を逆転。178センチの長身を生かした大きなストライドで後続を突き放してペースアップし、タスキをつないだ。

 1時間0分54秒は区間記録(1時間2分21秒)を1分25秒も上回る区間新。同コースだった1999年大会で藤田敦史(駒大、白河市出身)が記録した1時間0分56秒も2秒更新した。2年連続の往路優勝に貢献し「区間新は最低限。藤田さんの記録を抜こうと思っていたのでしっかり出せて良かった」と胸を張った。

 不安を振り払った。昨年11月の全日本大学駅伝8区(19・7キロ)で区間賞を獲得したが、同月末に左足の腓骨腱筋を故障。練習の強度を抑えていたが、直前には右足にも痛みを感じた。前回区間3位でリベンジを誓っていた2区は回避。レース当日には痛みが消えたため「チームに迷惑をかけてしまった分、自分の役割を果たそう」と気持ちを切り替え、快記録につなげた。

 チームは復路で東海大、青学大に逆転を許して3位。3日の大手町では「来年は勝てるようにすべてのレースでしっかり準備したい」と悔しさを露わにした。最上級生となる今季の目標は、世界に通用するスピードを磨き上げることだ。「1万メートルは27分台を出し、箱根では2区で1時間6分40秒を切るような記録を出したい」と相沢。1年後に歓喜を味わうため、さらに強くなって箱根路に戻ってくる。(遠藤 洋之)

 ◆相沢 晃(あいざわ・あきら)1997年7月18日、福島・須賀川市生まれ。21歳。東洋大経済学部3年。長沼小3年から陸上を始め、学法石川高では全国高校駅伝に3年連続出場。箱根駅伝は18年2区3位、19年4区区間賞。全日本大学駅伝では17年1区、18年8区でいずれも区間賞。18年日本選手権1万メートル8位。1万メートル自己記録は28分17秒81。178センチ、62キロ。家族は母。

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