堂安律「この大会、何か起きそうな気がします」小野伸二超え日本代表アジア杯最年少ゴール 

後半26分、南野からのパスをトラップし、素早く反転してチーム3点目のゴールを左足で決めた堂安(カメラ・竜田 卓)
後半26分、南野からのパスをトラップし、素早く反転してチーム3点目のゴールを左足で決めた堂安(カメラ・竜田 卓)

◆アジア杯1次リーグ第1戦 日本3―2トルクメニスタン(9日、UAE・アブダビ、アル・ナヒヤーンスタジアム)

 森保ジャパンがトルクメニスタンに3―2で辛勝。日本は前半26分に先制を許し、5バックで守る相手に得点の糸口すら見つけられないでいたが、FW大迫勇也(28)=ブレーメン=の2得点とMF堂安律(20)=フローニンゲン=の追加点で振り切り、森保体制で初陣から6試合無敗となった。

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 堂安は自らの左足でモヤモヤを振り払った。後半26分。ペナルティーエリア内で南野からパスを受けると、ターンして左足を振り抜き、ゴール右隅へねじ込んだ。チームの3点目は00年大会でMF小野伸二(現札幌)が決めた21歳17日を塗り替え、20歳207日で日本代表のアジア杯最年少ゴールになった。「パスを受けた瞬間に、打つことは決めていました。あれが入るというのは、この大会、何か起きそうな気がします」。ゴール後は長友と一番に抱き合い、控えめにほほ笑んだ。

 A代表として臨む初の国際大会。前半は「おれ、こんな下手くそやったかな…」と自虐的に嘆く出来だった。アウェーの芝が合わなかったのか、トラップが決まらずボールが止まらない。26分には自身のパスミスが原因となり、失点につながった。リードを許したままハーフタイムに突入。「絶対謝らない。試合中に取り返す」。厳しいファウルを受けてユニホームのパンツが大きく裂けるなど激しさを体感する中で、結果で勝利に貢献してみせた。

 強気で貪欲。そんな振る舞いは、誰よりも高い野望を掲げているからだ。目指すはレギュラーとして欧州チャンピオンズリーグ(CL)での優勝。日本人は誰も成し遂げていない偉業へ向け、今大会中にはインテルでCL出場経験もある長友に“弟子入り”し、ジムでの体幹トレーニングなどに密着した。「いろいろなものを吸収したい。言い方は悪いですけど、そういう人たちを利用して、のし上がっていきたい」と言い切る覚悟が、若きアタッカーを突き動かしている。

 試合後には、自らのミスでチームを苦しい状況にしたことを「すみませんでした」と謝った。ギラギラとした向上心と、人の懐に飛び込むような素直さも持つ20歳。次戦に向け「自分の実力は、こんなもんじゃないと証明したい」と、決意に満ちた表情でうなずいた。(金川 誉)

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