【清水】竹内涼インタビュー「こんなにやりやすいチームはない」 前編

18年11月2日、アウェーの湘南戦でボールを運ぶ清水・竹内
18年11月2日、アウェーの湘南戦でボールを運ぶ清水・竹内
インタビューで18年シーズンを振り返るJ1清水の竹内主将
インタビューで18年シーズンを振り返るJ1清水の竹内主将

 J1清水エスパルスのMF竹内涼主将(27)がインタビューに応じた。キャプテン就任1年目の昨季を振り返ってもらい、17年の14位から8位に浮上した要因に迫った。また、チームへの思い、キャプテンマークを託された重責についても熱い言葉で語った。(取材・構成=武藤 瑞基)

 ―初めて主将として戦った昨季はどうでしたか?

 「ここ数シーズン結果が出ていないことが続き、みんなその中で学んだことがあると思う。積み重ねてきたことが少しずつ結果になってきている」

 ―開幕直後から好調でした。

 「(ギリギリ14位で残留した)17年のようになりたいくないという、強い思いがみんなにあった」

 ―その後、苦しい時期もあったが脱出した。

 「ずっといい状態を保つのはなかなか難しい。1回下がることでそれがバネになるタイミングだった。序盤はポジションを固定されず、みんなが試合に出たいといういい競争がチーム内にあった」

 ―昨季就任したスウェーデン人のヤン・ヨンソン監督(58)はW杯期間に長期休暇を採用した。これには賛否の声もあった。

 「監督がヨーロッパでの経験を生かし『俺はこうする』っていう姿勢を貫いてくれたことが大きい。オフは多いかもしれないけど、ひとり一人の責任も生まれるし、レベルアップできた。16日間のオフは確かに日本人なら長いと思う。僕自身も高校の時、なかなか休む文化がなかったので(笑い)。けど、こういうやり方も気持ちの持ち方、考え方でいい方向に進むことを学びました」

 ―後半戦は3連勝スタート。最後まで安定した。

 「後半は(自分は)けがスタートでスタンドから見ていたんですけど、ドウグラスが入ってFWに競争が生まれた。あとは前半から求めてきた守備の安定。このケースではどうするというのが、GK、DFライン中心に分かってきた。崩されてやられる機会はかなり減っている」

 ―3点差負けが1度、2点差負けは3度だけ。大崩れしなかった。

 「相手にとって恐怖になる攻撃が自分たちにあったのもあり、その攻撃はいい守備から生まれているという面もある。全部がつながっていて、どちらか一方だけが良かったわけじゃない」

 ―自分自身のプレーについては?

 「一昨年とは違う姿を見せなきゃいけないと思っていた。攻守において存在感のあるプレーを続けようと意識していた」

 ―故障から復帰した柏戦でJ1初ゴール(※1)。

 「あの試合は久しぶりに緊張した(笑い)。(ゴールを)取るならこのタイミングしかないかなって気持ちもあった」。

 ―11年の公式戦プロ初出場初ゴールの試合(※2)では小野伸二(現J1札幌)から主将マークを託された。

 「鮮明に覚えてますね。ハーフタイムに『俺が交代する時渡すから』って言われて。まじかって思いました」

 ―当時と今でマークの重みに違いは?

 「全然違います。あの時は伸二さんからの“ごほうび”。あれがあったから忘れられない試合になった。今はもちろん責任を感じてます。ただ、こんなにやりやすいチームはないとも思う。会社もサポーターもスタッフも、一緒にいる選手も困ったことがあればすぐ相談できる。困る前に声をかけてくれるベテランがいるし、責任持ってやる若手がいるし、何も言わずに頑張る中堅がいる」

 (※1)18年9月15日のアウェー柏戦で記録。白崎の落としを受け、ペナルティエリアの外から右足で決めた。プロ10年目、J1通算104試合目で待望の初得点。

 (※2)11年10月8日の天皇杯2回戦・FC岐阜SECOND戦でプロ3年目にして公式戦初出場初先発。前半44分、浮き球を頭で押し込んだ。後半16分にMF小野が退いた際に「しっかりまとめろ」とキャプテンマークを託された。

 ◆竹内 涼(たけうち・りょう)1991年3月8日、浜松市生まれ。27歳。浜松竜禅寺FC、浜松JFCでプレーし、浜松開誠館中から同高に進学。09年に清水入団。12年に北九州に期限付き移籍し、13年から清水復帰。J1通算112試合1得点。J2通算60試合3得点。173センチ、66キロ。

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