スポーツクライミング・野口啓代、シューズと運命的な出会い

野口啓代
野口啓代

 スポーツクライミングをする上で、最も重要なギアはシューズだと思います。私は2008年から、ずっとイタリアメーカー「ラ・スポルティバ」の「ソリューション」というシューズを履き続けてきました。

 出会いは運命的でした。08年に日本で大会があったとき、観客席で応援してくれた父の横にたまたま座っていたのがスポルティバジャパンの佐藤義治さんでした。いきなり「このクライミングシューズをこれから(日本で)扱うんだけど履いてみない?」って言われて、家に帰って履いてみたんですけど、すごく自分に合っていた。それまで履いていたシューズは、自分に合うようにかかとを削って平らにするなど改造して大変だったんです。ソリューションは今でもオリジナルのまま履いています。

 私は、かかとを使う「ヒールフック」という技が得意なんですが、そのシューズはヒールフックがやりやすかった。履き始めた08年にはボルダリングW杯で初優勝することができて、シューズのおかげだなと思うくらいでした。それから10年間も履き続けていて、私にとっては幸運のシューズ。足の親指や指の付け根が出っ張っているんですけど、そのタコがシューズの形になっちゃっています。

 18年は新しいモデルに替えてチャレンジしました。同メーカーの「スクワマ」です。ボルダリングW杯の課題が手だけではなく、足も重要な傾向に変わってきたので、大きなホールドが踏みやすいスクワマに替えました。それからボルダリングも成果が出ているので、思い切って替えて良かった。やっぱり同じメーカーなので、信用も大きくて自分の足型にも合いますね。

 ◆野口 啓代(のぐち・あきよ)1989年5月30日、茨城・龍ケ崎市生まれ。29歳。11歳の時にグアム島でフリークライミングを体験。2002年に小学6年で全日本ユース選手権制覇。08年ボルダリングW杯で日本女子初優勝。同W杯年間優勝は4回(09、10、14、15年)。18年ジャカルタ・アジア大会複合で優勝。165センチ、49キロ。

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