【箱根駅伝】東洋大、11年連続トップ3 総合V逃すも胸張れ!

総合3位に終わり涙ぐむ(右から)東洋大・西山、山本、吉川
総合3位に終わり涙ぐむ(右から)東洋大・西山、山本、吉川
6区の山下りで力走する東洋大・今西(カメラ・相川 和寛)
6区の山下りで力走する東洋大・今西(カメラ・相川 和寛)

◆報知新聞社後援 第95回東京箱根間往復大学駅伝競走(箱根駅伝)復路(3日、芦ノ湖―東京・読売新聞東京本社前、5区間=109.6キロ)

 5大会ぶりの総合優勝を狙った往路首位の東洋大は、8区で東海大、10区で青学大に逆転を許して3位だった。9区で区間19位に沈むなど、終盤のブレーキも響いて総合Vは遠かったが、歴代4位タイとなる11大会連続の3位以内は死守。次回大会へ、2年生エースの西山和弥は“3強”の一角として気持ちを奮い立たせた。

 東洋大のメンバーは、アンカーの大沢を拍手で出迎えた。整列し、コースに向かい「気をつけ、礼」。5大会ぶり総合Vを逃した現実を、しっかり受け止めた。東海大に5分54秒差、青学大には2分13秒差。往路1区区間賞の2年生エース・西山は「力負けした。自分を含め、甘い考えがあったと思う」。酒井俊幸監督(42)も「9、10区が19位、10位では…。優勝争いは、ミスをすれば勝てない。ここはもう大きな課題」と完敗を認めた。

 往路を終えて東海大と1分14秒、青学大と5分半差のトップ。指揮官は「安全運転できる差ではない」と油断なく鼓舞した。だが、6区の今西から首位で受けた7区の小笹主将から、徐々に歯車が狂う。「後半ペースを上げられなかった。(8区の)鈴木にもチームにも申し訳ない」。平塚中継所で東海大の阪口に4秒差まで詰められ、8区16・4キロ地点で首位陥落。10区2キロで青学大にもかわされた。酒井監督は「紙一重で勝負していると改めて感じた。力尽きた感はあるが、今西、小笹、鈴木もよく頑張った」と、ねぎらうしかなかった。

 頂点しかいらない。昨夏は米国合宿中にオレゴン州で199マイル(約317キロ)を、12人が3回ずつ継走するレースに出場。砂利道、未舗装、何でもありの悪条件下で、出場1148チームの頂点に立った。副将の山本修二(4年)は「本気で勝ちにこだわる。自分たちが走る理由を再確認できた」。今回、箱根総合Vは果たせなかったが、小笹主将は「後輩たちが来年こそ必ず優勝すると思う」と自信を持って夢を託した。

 東海大、逆襲に燃える青学大。3強バトルは、来季も激しさを増す。西山は「差はあるけど、それでも優勝しないといけない」。敗戦の瞬間から、鉄紺のタスキは雪辱に燃えている。(細野 友司)

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