【渡辺康幸の目】東海大、V主軸の3年生残り来季は3冠狙える

東海大・小松
東海大・小松

◆報知新聞社後援 第95回東京箱根間往復大学駅伝競走(箱根駅伝)復路(3日、芦ノ湖―東京・読売新聞東京本社前、5区間=109.6キロ)

 東海大は小松君のスパートが素晴らしかった。勝負どころの遊行寺の坂で一気に仕掛けて、東洋大の戦意を喪失させた。彼は上半身を倒しながらうまく地面の反発をもらって進むタイプ。上りがうまいということで8区に起用したのでしょう。両角監督の手腕ですね。8区以外の選手もチーム内での厳しい競争を勝ち抜いた選手がそろい、各区間で全く隙のない配置でした。チームとしても持ち味のスピードを生かすため、駅伝シーズンに入るまでの1~2か月間、土台の脚づくりができたことも総合優勝の要因だと思います。

 両角監督の指導では、スピード練習の部分が多くクローズアップされています。ただ、根底には細かくて地道な積み上げがあるのを忘れないでほしい。佐久長聖高時代からクロスカントリーコースを作り、東海大に来てからも高校とのコネクションを作って情報を仕入れ、勧誘に生かした。コツコツと努力を8年間積み上げて、この優勝があると思います。

 今回のVメンバーの軸となった3年生が4年生になると、かなり強力になる。両角監督は来季、学生3大駅伝3冠を目標にするでしょう。ただ、東洋大も3年生以下に良い選手がそろっているし、青学大も原監督の操縦術がたけていますので、3強の一角に入ってくるのかなと。構図は変わりますが今季同様に東海、東洋、青学の3チームが覇権を争うことになりそうです。(前早大駅伝監督、住友電工監督)

スポーツ

NEWS読売・報知 モバイルGIANTS ショップ報知 マガジン報知 個人向け写真販売 ボーイズリーグ写真販売 法人向け紙面・写真使用申請