【高校サッカー】流通経大柏・関川、8強弾!打点高いヘッド「イメージ通り」

前半5分、CKから流通経大柏・関川(後方)が打点の高いヘディングでゴールを決める(カメラ・大好 敦)
前半5分、CKから流通経大柏・関川(後方)が打点の高いヘディングでゴールを決める(カメラ・大好 敦)

◆全国高校サッカー選手権第4日 ▽3回戦 流通経済大柏1-0星稜(3日、フクダ電子アリーナ)

 3回戦8試合が行われた。前回準Vの流通経大柏(千葉)は“植田2世”こと、DF関川郁万(3年)の決勝ヘッドで、星稜(石川)との名門対決に1―0で勝利し、ベスト8進出を決めた。尚志(福島)は前回優勝の前橋育英(群馬)を2―1で破り、2回戦の東福岡(福岡)に続く大金星を挙げた。初出場の瀬戸内(広島)は、岡山学芸館(岡山)に2―1で勝利した。準々決勝4試合は5日に行われる。

 空中で時が止まった。前半5分、右サイドからのCK。DF関川は滞空時間の長いジャンプから、相手DFのはるか上から頭でたたきつけた。前回大会の準々決勝では右足でゴールを挙げていたが、「自分にはヘディングしかないので、選手権で頭で決めるのが目標だった。イメージ通りでした」と理想の形から決勝点をマーク。終盤の相手の猛攻もはじき返し、無失点で2年連続8強へ導いた。

 常勝軍団・鹿島に見初められた逸材だ。身長は180センチとセンターバック(CB)としては大きくないが、垂直跳びはサッカー選手の平均61・2センチ(ミズノスポーツ科学研究所)を大きく上回る73センチを高校2年時に記録した。

 日本代表DF昌子や植田を担当した鹿島の椎本邦一スカウト部長(60)は「鹿島のCBははじき返す能力が必要不可欠。その力があるのは間違いなかったから目をつけた。2、3年後にはレギュラー争いできる」と高く評価。同じく高さが武器だった“植田2世”として期待されている。

 準優勝した前回大会後に痛めていた右膝を手術した。今春には鹿島の厚意でクラブハウスでリハビリをさせてもらった。元日本代表DF内田らとリハビリメニューをこなし、期間中は鹿島の寮で生活もした。「勝ちが全てのチーム。睡眠時間や食べるものだったり、プロの1日の過ごし方を見て意識が変わりました」。練習の45分前にはグラウンドに来て、ストレッチを行うようになるなど、鹿島で活躍することを逆算して行動するようになった。

 前回の決勝で前橋育英に敗れた悔しさは胸に刻まれている。「もっともっと成長したい。チームとして勝ちたい」。常勝軍団の薫陶を受けた18歳が日本一へ導く。(井上 信太郎)

 ◆関川 郁万(せきかわ・いくま)2000年9月13日、東京・八王子市生まれ。18歳。3歳からサッカーを始め、中学時代はFC多摩ジュニアユースに所属。流通経大柏に進学後は1年時から主力として活躍し、昨年度の選手権では準優勝に貢献。17年にはU―17日本代表に選出された。180センチ、75キロ。

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