【高校サッカー】星稜、3年ぶり8強ならず…1回戦2発・岩岸主将の負傷交代でゴール遠く

惜しくも流通経大柏に敗れた星稜イレブンは、がっくりと肩を落とす(カメラ・大好 敦)
惜しくも流通経大柏に敗れた星稜イレブンは、がっくりと肩を落とす(カメラ・大好 敦)
車いすに乗って引き揚げる星稜・岩岸
車いすに乗って引き揚げる星稜・岩岸

◆全国高校サッカー選手権第4日 ▽3回戦 流通経済大柏1-0星稜(3日、フクダ電子アリーナ)

 2年連続28度目出場の星稜(石川)は、昨年度準優勝の流通経大柏(千葉)に0―1で完封負けし、4強入りした15年度以来、3年ぶりの8強進出を逃した。前半5分、J1鹿島入りが内定している流通経大柏DF関川郁万(3年)に先制ヘッドを許し、前半終了間際には主将のFW岩岸宗志(3年)が負傷交代する苦境で、チームは粘り強く反撃を試みたが、最後まで1点が遠かった。

 開始早々の失点が、最後まで重くのしかかった。前半5分、相手の右CKから身長180センチの関川にジャンプされて頭で押し込まれた。マークしたDF小平大輔(3年)も178センチだが「走られて、フリーにしてしまった」と、唇をかんだ。

 攻撃陣はすぐさま反撃し、前半18分にMF有馬大勢(3年)が、強烈な左足ミドル。惜しくもクロスバーをたたいたが「強く(プレスに)来た相手をワンタッチではがし、イメージ通りに蹴れた」と胸を張った。

 しかし前半終了間際、アクシデントが襲った。1回戦で2得点したエースの岩岸主将が、スライディングで体勢を崩し、右足首と右肩を負傷。担架で運ばれ途中交代となった。河崎護監督(59)は「診断結果を見てみないと分からないが、足首は骨折、肩は脱臼か」と心配そうだった。

 背番号10からキャプテンマークを託された有馬は、「宗志が泣きながら『大勢に任せる』と。『絶対勝つから任せとけ』と言った」と奮起し、前半ロスタイムにも力強いシュートを放った。OBの元日本代表FW本田圭佑(32)=メルボルンV=もつけた10番を争ったライバルのためにもゴールを目指した。後半もチーム全員で粘り強く攻めたが、関川を中心とした堅守を崩せなかった。

 試合後、有馬は岩岸に「ごめん」とキャプテンマークを返した。「負けたのに『ありがとう』と言われ、胸に来るものがあった。自分がシュートを決めていれば…。16強で終わってしまい申し訳ない気持ちだが、やり切った」。卒業後は渡米し、現地の大学でのプレーを目指す。

 3年生が入学した2大会前は、連続出場が17で途切れる試練を味わった。2大会ぶりに出場した前回は2回戦、今大会は3回戦とステップアップした。指揮官は「(連戦で)体力的に厳しいところもあったが、ひるまず堂々とプレーしてくれた」と、14年度日本一の名門復活へ、タスキをつないだ選手たちをたたえた。(竹内 竜也)

惜しくも流通経大柏に敗れた星稜イレブンは、がっくりと肩を落とす(カメラ・大好 敦)
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