【箱根駅伝】山梨学院大「悔しい」総合21位…ニャイロ欠場で3年連続最悪更新

報告会であいさつする永戸主将(中央)
報告会であいさつする永戸主将(中央)

◆報知新聞社後援 第95回東京箱根間往復大学駅伝競走(箱根駅伝)復路(3日、芦ノ湖―東京・読売新聞東京本社前、5区間=109.6キロ)

 33年連続33度目出場の山梨学院大は、11時間24分49秒で過去ワースト(途中棄権除く)の総合21位に終わった。最下位の22位でスタートした復路では、8区の山田大輔(3年)が上武大を抜き21位に浮上。初出場の87年以来となる総合最下位(15位)は免れたものの、17年大会の17位から3大会連続でワースト順位を更新。今後に課題を残した。前回2区区間賞のドミニク・ニャイロ(4年)は最後の箱根を欠場。大会前、右足の長腓骨(ひこつ)筋腱に炎症を起こしていたことを明かした。

 厳しい現実が、チームに突きつけられた。往路22位から臨んだ復路では、8区の山田が1つ順位を上げ、10区・片山は区間14位と力走。それでも目標のシード権を得る10位とは15分26秒差と遠く及ばなかった。上田誠仁監督(59)は報告会で、「強くなって帰ってくると誓ったのに、結果として出せなかった。監督として悔しい、情けない気持ちで運営管理車に乗っていました」と苦しい胸の内をはき出した。

 前回に続き、またもアクシデントがチームを襲った。昨年11月末からの千葉合宿でエースのドミニク・ニャイロ(4年)が、右ふくらはぎ外側上部の痛みを訴えた。酸素カプセルに入るなど手を尽くしたが、調子をあげることができなかった。「悔しいです。シードが取れなくてメチャクチャ悔しい」とニャイロ。前回大会2区区間賞の実力を発揮することなく、エースは最後の箱根を終えた。

 1区21位と出遅れたチームは、その遅れを取り戻そうと速いペースで入り、失速する選手が相次いだ。「レースのペースで足がもっていないというのが現実にある」と指揮官は指摘。今後は高速化著しい箱根駅伝に対応すべく、コーチ陣とトレーニング内容を精査したいと話した。落ち込むだけでなく、その視線はすでに次の箱根路を見据える。

 「心を一つにしてまずは予選会、そして本戦へ向けて新しい山梨学院を作りましょう」と呼びかけた指揮官。3年連続でシードを取れなかった厳しい現実がチームを待ち受ける。それでも平成全大会を駆け抜け、新しい元号でも再び箱根路を目指す気持ちは揺るぎない。現実と向き合い、再び練習を重ねる。(西村 國継)

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