【高校サッカー】長崎総科大付敗退も名将・小嶺監督絶賛の逸材、MF鈴木がJ1湘南での飛躍誓う

前半20分、先制ゴールを決める長崎総科大附MF鈴木
前半20分、先制ゴールを決める長崎総科大附MF鈴木

◆全国高校サッカー選手権第4日▽3回戦 帝京長岡2―1長崎総科大付(3日、浦和駒場スタジアム)

 国見を6度の全国優勝に導いた名将・小嶺忠敏監督(73)率いる長崎総科大付は2―1で帝京長岡に敗戦。J1湘南入りが内定し、この日1得点を挙げたエース、MF鈴木冬一(3年)は悔しさを糧にプロでの飛躍を誓った。前半20分、敵陣のセンターサークル付近でボールを受けた鈴木はドリブルで独走。ゴール前では横から迫ってきた相手を体をぶつけてはじき、スペースを作ってから左足で流し込んだ。見事な先制弾を決めたが、チームは逆転負け。「悔しい。終わってしまった。この経験を今後のプロキャリアに生かしたい」。悔しさをバネに湘南での活躍を口にした。

 鈴木はC大阪の下部組織で育ち、育成年代の日本代表にも選出されるなど将来を嘱望されていたが今年3月、「成長したい。そして小嶺先生がいたことが大きい」との理由でC大阪を退団して、長崎総科大付に転入した。名将の厳しい練習の中で成長し、たどり着いた選手権。目標としていた日本一には届かなかったが「この1年、小嶺先生のもとで得たものは今後のプロサッカー選手に役立つ」と充実した表情。高校サッカーでは「犠牲心と対応力が付いた」と振り返り「(長崎総科大附に)来て良かった。決断した自分に良い決断をしたと言いたい。小嶺先生には感謝しかない」。試合後のロッカールームでは指揮官の顔を見ると自然と涙がこぼれたという。

 自らの元に飛び込んできた鈴木を1年間指導した小嶺監督は「自分から鍛えてもらうために来た。試合、練習に臨む姿勢は素晴らしい。選手の手本で、かがみ。みんなに何で彼から学ばないんだと言ってきた。(自分が指導してきた中で)あそこまでやる選手は過去に三浦淳宏ぐらいだった」と褒めた。能力についても「あれだけ球際のしつこさ、体の入れ方、ボールを持ったときのスピード、取られたら取り返す力を持った選手はそういない」と目を細め「ここが終着駅じゃない。この悔しさを胸に秘めて奮起するのが男。これを1つのバネにやることを一生懸命やればいい。彼はそのままいけばいい選手になる」とエール。名将のお墨付きを受け、鈴木がプロの世界へと踏み出す。

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