【箱根駅伝】大東大、アクシデント続出 1区・新井が30秒で転倒 3区で繰り上げ…21位

鶴見中継所まで走りきった大東大1区・新井は、足首を固定し関係者に担がれ引き揚げた(カメラ・川口 浩)
鶴見中継所まで走りきった大東大1区・新井は、足首を固定し関係者に担がれ引き揚げた(カメラ・川口 浩)
大東大3区・斎藤は戸塚中継所を繰り上げスタートとなる
大東大3区・斎藤は戸塚中継所を繰り上げスタートとなる

◆報知新聞社後援 第95回東京箱根間往復大学駅伝競走(箱根駅伝)(2日、東京・読売新聞東京本社前―芦ノ湖、5区間=107.5キロ)

 大東大がレース開始30秒でまさかのアクシデントに見舞われた。3度目の1区を任された新井康平(4年)が、スタートから約200メートルのところで他選手の足を踏み転倒、足を路面に激しく打ちつけた。何とか2区の川澄克弥(3年)にタスキをつないだが、戸塚中継所での繰り上げスタートとなり、往路21位と大幅に出遅れた。

 執念でタスキをつないだが、中継所で腫れ上がった左足首を応急処置してもらう間、新井は「痛い! 痛い! 痛い!」と苦痛で顔をゆがめた。2人がかりで担がれ、何とか控えテントに移動した。1位と8分40秒差で繰り上げスタートは1分20秒差で免れたが、続く2区の川澄も粘れず、2区→3区の戸塚中継所でタスキが途切れた。

 出場50回目で予期せぬ悲劇だった。レース開始30秒、200メートルほど走ったところで、新井が他の選手の足を踏み転倒。足を路面に激しく打ちつけた。残り約21キロもあり、奈良修長距離監督(47)の頭に「棄権もよぎった」という。だが、「心の部分が大きい。『大丈夫か?』と聞いたら(新井が)右腕を上げたので、表情を見て続行した。棄権しなくてよかった」。終盤は苦しそうに痛めた足を引きずったり、かばうようなフォームで、何とか走り切った。レース後の診察では骨に異常はなかったという。

 昨年10月の全日本実業団対抗女子駅伝予選会(福岡)では選手が走れなくなり、約200メートルを四つんばいで進み、タスキをつないだ例もあった。今回のアクシデントについて男子マラソン日本記録保持者の大迫傑はツイッターで、「本当に止めるべきだったかは本人と監督にしか分からない。でも止めるべき時にやめられる状況は少なくとも必要」との考えを示した。

 21位と大幅に出遅れた大東大。「6区からしっかり攻めて、少しでも新井の気持ちを納得できるようにしたい」と奈良監督は誓っていた。(増田 寛)

 ◆1区でのアクシデント 1990年(第66回大会)の残り3キロとなる六郷橋付近で先導する車両がコースを間違え、全15選手が誤ったコースを走った。2011年(第87回大会)では、3位集団にいた東農大の松原健太(当時3年)が15キロの給水地点で給水部員と交錯し転倒。17年(第93回大会)では国学院大の細森大輔(当時4年)が10キロすぎで転倒した。

 ◆繰り上げスタート 車両の混雑が予想されるため往路の鶴見、戸塚中継所では先頭通過から10分で繰り上げ。平塚、小田原中継所は今回から20分→15分に短縮された。復路はすべて20分。同時出発が複数校ある場合の並び順は、進行方向左側から前中継所の通過順とされている。

鶴見中継所まで走りきった大東大1区・新井は、足首を固定し関係者に担がれ引き揚げた(カメラ・川口 浩)
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