【箱根駅伝】青学大・原監督「歴史的大逆転狙う」3区首位も失速5分30秒差6位

区間13位と失速し、6位でゴールした青学大5区・竹石(カメラ・清水 武)
区間13位と失速し、6位でゴールした青学大5区・竹石(カメラ・清水 武)
報告会であいさつする青学大・原監督(中央=左から竹石、森田、1人おいて梶谷、橋詰)
報告会であいさつする青学大・原監督(中央=左から竹石、森田、1人おいて梶谷、橋詰)

◆報知新聞社後援 第95回東京箱根間往復大学駅伝競走(箱根駅伝)往路(2日、東京・読売新聞東京本社前―芦ノ湖、5区間=107.5キロ)

 史上初となる2度目の学生駅伝3冠と箱根史上3校目の5連覇を目指す青学大は4、5区でブレーキがあり、往路優勝の東洋大と5分30秒差の6位だった。

 原晋監督(51)は「往路のゴーゴー指数は55%だが、ここから歴史的大逆転を狙う」と、06年の亜大と並ぶ6位からの最大順位差逆転Vへ闘志をみなぎらせた。東洋大、青学大とともに3強の一角の東海大は5区に抜てきされた西田壮志(2年)の区間2位の快走などで往路2位。悲願の総合初Vを視界にとらえた。

 芦ノ湖の往路ゴールにたどり着いた青学大の原監督はしみじみと話した。

 「箱根駅伝は怖い。何が起こるか分からない」

 3区を8位でスタートしたエース森田主将が区間新記録の快走で7人をごぼう抜き。一気に首位へ浮上した。「3区まで計算通り」(原監督)だったが、4区で初出場の岩見が東洋大の相沢に2・6キロで突き放された。終盤は低体温症に陥り、東海大の館沢にも抜かれ3位に後退。前回5区5位の竹石も3人に抜かれた。竹石は「序盤で足がけいれんした。これが実力です」と肩を落とした。

 岩見は区間15位、竹石は同13位。4連覇中の40区間で区間2ケタは17年7区の田村和希(11位)だけだったが、この日は2区10位の梶谷を含め3人が2ケタに沈んだ。「ゴーゴー大作戦」を掲げV5を狙う中、指揮官は「首位と5・5分差か…。ゴーゴー指数は55%かな」と渋い表情だった。

 ただ、光明はある。6区には4年連続山下り担当で前回区間賞の小野田勇次(4年)、7区には前回区間新記録で金栗四三杯を獲得した林奎介(4年)ら好選手を残す。前回は復路だけで東洋大に5分29秒上回った実績もある。東洋大の酒井俊幸監督(42)も「1分14秒差の東海大と5分30秒差の青学大は同じくらい怖いですね」と警戒する。

 過去94大会で5位以下からの逆転は06年の亜大と86年の順大だけ。逆転ならタイム差では史上7番目で平成最大となる。原監督は「6、7区で1分ずつ詰められる。8区も自信がある。9区スタートで2分差になっていれば面白い。歴史に残る大逆転をしたい」と宣言し、森田主将も「往路、復路合わせて箱根駅伝。復路には頼りになる選手がいます」と力を込めた。“5校抜き”で「ゴーゴー大作戦」成功なるか。王者の真価が問われる。(竹内 達朗)

 ◆田村 和希(たむら・かずき)1995年7月16日、山口・岩国市生まれ。23歳。玖珂中時代はサッカー部。西京高1年で本格的に陸上を始め、3年で全国高校駅伝3区4位。青学大では3年時に出雲2区区間賞、全日本2区区間賞。4年時は出雲2区区間賞(区間新)、全日本2区区間賞。自己ベストは5000メートル13分40秒94、1万メートル27分58秒35。家族は両親と弟2人。168センチ、52キロ。

区間13位と失速し、6位でゴールした青学大5区・竹石(カメラ・清水 武)
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