帝京大、10連覇ならず…竹山涙「層薄くなり不安あった」

後半19分、トライを決め喜ぶ天理大のマキシ(手前左)と抱きつくモアラ。帝京大フィフティーンは決定的なトライを奪われガックリする(カメラ・今西 淳)
後半19分、トライを決め喜ぶ天理大のマキシ(手前左)と抱きつくモアラ。帝京大フィフティーンは決定的なトライを奪われガックリする(カメラ・今西 淳)

◆ラグビー 全日本大学選手権 ▽準決勝 天理29―7帝京大(2日・秩父宮)

 関西リーグ王者の天理大が9連覇中の帝京大に29―7で快勝し、7季ぶりの決勝進出を決めた。平均体重で相手より約10キロ下回りながらFW戦で圧倒。ペナルティートライなど4トライを奪い、帝京大の10連覇を阻む金星を挙げた。明大は早大を31―27で振り切り、2大会連続で決勝に駒を進め、対抗戦での敗戦からリベンジを果たした。12日の決勝(東京・秩父宮ラグビー場)で、天理大が勝てば初、明大が勝てば22季ぶり13度目の大学日本一となる。

 帝京大が膝をついて崩れ落ちた。君臨し続けた大学王者から陥落。就任23年目の岩出雅之監督(60)は控室で悔し泣きする選手に「たくさんの選手たちを泣かせてきたんだ。思い切り泣け」と励まし、悔し涙を流した。

 前半6分に司令塔のSO北村が負傷離脱。天理大の執念の防御に連続攻撃を止められ、FW戦も後手に回った。序盤のボール支配率はわずか15%に抑えられ、前半は0点。得点は後半5分のウィング木村の1トライだけにとどまった。

 78年度に大学日本一を経験した日体大出身の岩出監督が96年から指揮し、選手たちを鍛え上げ、09年度に初優勝。大学日本一最多となるV9の金字塔を打ち立てた。かつての弱小校は、19年W杯の中核を担うFWの堀江翔太ら日本代表を輩出する名門となった。

 陰りが見えたのは今季から。春季大会と対抗戦で明大に連敗。竹山も「昔と比べて選手層が少しずつ薄くなってきた不安があった。V10への重圧もあった」と明かした。「終わった結果は取り戻せないが、次のステージに進む結果」と岩出監督。V10は届かなかったが、一時代は築いた。(小河原 俊哉)

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