【高校サッカー】帝京長岡、大会史上最多38人PK戦制した!GK猪越「最高」

壮絶なPK戦に勝利し、駆け出す帝京長岡イレブン(左)(右は旭川実イレブン=カメラ・宮崎 亮太)
壮絶なPK戦に勝利し、駆け出す帝京長岡イレブン(左)(右は旭川実イレブン=カメラ・宮崎 亮太)

◆全国高校サッカー選手権第3日 ▽2回戦 帝京長岡2(PK 17-16)2旭川実業(2日、NACK5スタジアム大宮)

 帝京長岡(新潟)が2―2で迎えた旭川実(北海道)とのPK戦を17―16で制して3回戦に進んだ。19人目まで蹴ったのは1986年度(第65回大会)準々決勝、室蘭大谷(北海道)―宇都宮学園(栃木)戦の15人を超え大会史上最多。19人目のPKを止めた帝京長岡GK猪越優惟(いのこし・ゆうい、2年)は満面の笑みをたたえた。連覇が懸かる前橋育英(群馬)はFW榎本樹(3年)のゴールなど2―0で宇和島東(愛媛)を下した。

 帝京長岡のGK猪越は読んでいた。19人目の旭川実MF藤本が右足で放ったシュートを右に跳んではじくと、ボールは目の前に転がった。「勝った瞬間は最高! 下(低い)ボールに絞って斜めに跳んだ。やっとチームの役に立てた」。守護神は激闘を終え、もみくちゃにされた。

 FW晴山の今大会4得点目などでリードするも後半29分に追いつかれた。PK戦の1本目は猪越が止めたが、4人目のMF梨本が外してサドンデスの“延長戦”へ。11人目のキックを自らの足で決めた守護神は「2周目になり、右キッカーは左に蹴ることが多い」と分析。最後に読みが当たった。

 前回出場した16年度初戦の徳島市立戦はPK戦4―5で敗退。前々回出場の13年度も初戦で同じ徳島市立にPK戦2―3で敗れていた。「PKの練習は選手権2週間前に蹴りたいやつが蹴る程度。練習と本番は違う」と古沢徹監督(33)。“ぶっつけ本番”で三度目の正直を達成した。

 2巡目ではPKを決めた梨本は「チーム全体が“ゾーン”(極限の集中状態)に入っていたようだった。1回目(4本目)は緊張して外したけど、2回目(15本目)は『いける』という感覚だった」と振り返る。

 次戦の相手は国見で6度の優勝を誇る小嶺忠敏監督(73)が率いる長崎総合科学大付。古沢監督は「(系列の)帝京高と国見高が何度も戦っているだけに感慨深い相手」。名将を倒し、12年度以来の8強へ駆け上がる。(山田 豊)

 ◆高校選手権の過去のPK戦 大会本部によると、帝京長岡と旭川実の両校が計38回蹴ったPK戦は大会史上最多だった。過去の最多は1986年度(第65回大会)の室蘭大谷(現北海道大谷室蘭)対宇都宮学園(現文星芸大付=栃木)の準々決勝。0―0で突入し、先攻の宇都宮学園の15人目が止められ、室蘭大谷は15人全員が決めて15―14で準決勝に進出した。今大会は開幕戦でも那覇西と駒大高がPK戦を行い、10―9で那覇西が勝った。

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