【高校サッカー】星稜・尾崎、後半ロスタイム3分劇的ヘッド「ギリギリかすりました」

後半43分に決勝ゴールを決め、スタンドへ駆け出す星稜・尾崎(手前左、左から2人目は岩岸=カメラ・竹内 竜也)
後半43分に決勝ゴールを決め、スタンドへ駆け出す星稜・尾崎(手前左、左から2人目は岩岸=カメラ・竹内 竜也)
肩を組んでスタンドの応援団とともに校歌を歌う星稜イレブン
肩を組んでスタンドの応援団とともに校歌を歌う星稜イレブン

◆全国高校サッカー選手権第3日 ▽2回戦 星稜1-0明秀日立(2日、柏の葉)

 2年連続28度目出場の星稜(石川)は、明秀日立(茨城)に1―0で完封勝ちで16強入りした。後半ロスタイム3分、MF尾崎佳洋(3年)の決勝ヘッドで、前回大会2回戦で敗れた相手にリベンジ。4強入りした2015年度以来、3年ぶりに3回戦に進出した。4年連続29度目出場の富山第一(富山)は、秋田商(秋田)に0―1で敗れ、4年連続の2回戦突破を逃した。

 絶対に負けられない戦いに、尾崎が終止符を打った。0―0で終了間際のロスタイム3分。右クロスに相手DFの合間を縫って飛び込んだ。ボールは額の左をかすめ、決勝ゴールに。「ギリギリでかすりました」。ヒーローは執念の一撃を笑顔で振り返った。

 嫌な流れを振り払った。前半35分過ぎ、主将のFW岩岸宗志(3年)が、自ら得たPKを相手GKに止められた。関西学院(兵庫)との1回戦(昨年12月31日、2〇0)で2得点を挙げたエースの失敗に、尾崎は「主将がPKを外して負けてしまったら、(岩岸が)責任を感じてしまう」と奮起。決勝ヘッドにつなげた。

 前回2回戦で敗れた明秀日立に、リベンジした。尾崎は河崎護監督(59)の「相手を意識せずに挑もう」という言葉を胸にプレー、勝利を呼び込んだ。尾崎は、初戦で勝った関西学院の中学部出身。試合後、友人でもある関西学院の選手たちの姿に胸を打たれた。「泣いているのを見たら熱くなった。親しかった選手から(激励の)メッセージももらい、負けた人たちの分まで頑張ろうと思えた」と振り返った。

 河崎監督の采配も的中した。相手の強力な2トップ対策として、普段のセンターバック(CB)2枚の4バックから、CB3枚の3バックに変更。2戦連続の完封勝利につなげた。岩岸のPK失敗も、実はDF小平大輔(3年)に蹴るよう指示していたことを明かし「小平の方が相手に読まれにくい。でも(岩岸が)『オレが蹴る』って。オレの勘はさえてるんだから」と苦笑い。もちろん「岩岸は体の使い方がうまくなっている。大会を通して成長している」。主将への信頼は揺るがない。

 3日の3回戦は流通経大柏(千葉)と対戦する。前回準Vの強豪だが、尾崎は「相手は(2回戦が初戦で)まだ1試合だが、自分たちは2回勝って勢いがある。自分ももっとシュートを打っていきたい」と、再び得点に絡む活躍で勝利に貢献する。(竹内 竜也)

後半43分に決勝ゴールを決め、スタンドへ駆け出す星稜・尾崎(手前左、左から2人目は岩岸=カメラ・竹内 竜也)
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