【高校サッカー】尚志、東福岡に雪辱 坂下健将がイニエスタの動画参考に先制ゴール

応援席へ向けガッツポーズする先制弾の尚志・坂下(中央)
応援席へ向けガッツポーズする先制弾の尚志・坂下(中央)
前半31分、先制ゴールを決める尚志・坂下(カメラ・有吉 広紀)
前半31分、先制ゴールを決める尚志・坂下(カメラ・有吉 広紀)

◆全国高校サッカー選手権第3日 ▽2回戦 尚志2-0東福岡(2日、駒場スタジアム)

 2回戦で尚志(福島)が東福岡(福岡)に2―0で完勝し、3回戦進出を決めた。前半31分、MF坂下健将(けんすけ、3年)が先制点を挙げ、昨年度大会で敗れた相手に雪辱した。

 背番号6がクールに決めた。前半31分、左サイドをドリブル突破した尚志FW染野唯月(2年)のシュートを相手GKがはじいたところに、走り込んだMF坂下が右足を強振。ゴールにたたき込むと両手を広げてベンチへ駆け寄り、仲間たちの祝福を受けた。

 「しっかり当てることだけ考えていた」と振り返った坂下は、得点後も表情をあまり変えなかったことに「冷静な部分を持て、と言われていたので…。喜ぶ仲間を見たらうれしかったです」と試合後は満面の笑みで勝利を喜んだ。

 “尚志のイニエスタ”が覚醒した。仲村浩二監督(46)は「ミドルも打てるし、ドリブルもうまいし、サッカー頭もあるし、身体能力も高い。イニエスタ(元スペイン代表、J1神戸)くらいの信頼を置いている」。坂下も「試合前はよく動画を見ています」と参考にしてきた。ボランチの位置でイニエスタばりの勝利に貢献する働きに、指揮官も「試合を作ってくれると思っていたが、ゴールまで…。素晴らしかった」と絶賛した。

 雪辱戦だった。昨年度大会1回戦で東福岡と対戦し、0―3で完敗。坂下も後半ロスタイムだけだが途中出場し、「悔しさを強く感じていた」(坂下)。両サイドを広く使う東福岡をイメージし、普段から8人対8人の実戦形式の練習を多く実施。チーム全体で左右に動いてスペースを消し、数的有利を作る動きを体にたたき込んだ成果が出た。劣勢の時間帯を豊富な運動量で耐えると、後半35分にDF高橋海大(かいと、3年)の追加点で勝負ありだ。

 次戦はVS前橋育英 3回戦(3日)の相手は昨年度大会優勝の前橋育英(群馬)。強豪との対戦が続く。「1試合1試合、決勝のつもりでやっている」と仲村監督が話せば、坂下は「しっかり切り替えて準備したい」と意欲。狙うは4強入りした2011年度以来、7大会ぶりの準々決勝進出だ。(有吉 広紀)

 ◆尚志の昨年度大会1回戦・東福岡戦VTR(2017年12月31日、等々力陸上競技場) 試合開始から対策が奏功し、ショートカウンターから好機を作るなど狙い通りの展開。だが前半33分、相手の前半唯一のシュートが決まり0―1で折り返すと、後半は流れが一変した。同34分とロスタイム4分に連続失点。後半だけのシュート数は0本―8本と一方的に押し込まれ、0―3で完敗した。

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