【高校サッカー】旭川実、史上最多両軍38人PK戦で力尽きる…2年GK小竹「次こそ」

最後のPKを外した藤本(5)に声を掛ける旭川実イレブン。スコアボードが死闘を物語っていた(カメラ・宮崎 亮太)
最後のPKを外した藤本(5)に声を掛ける旭川実イレブン。スコアボードが死闘を物語っていた(カメラ・宮崎 亮太)

◆全国高校サッカー選手権第3日 ▽2回戦 帝京長岡2(PK 17-16)2旭川実業(2日、NACK5スタジアム大宮)

 2回戦が行われ、旭川実は、帝京長岡(新潟)に惜敗した。前後半を終えても2―2と決着が付かず、試合はPK戦へ。大会史上最多となる19人目まで回り、両軍38人の壮絶な打ち合いの末、16―17で力尽きた。これで同校は3大会連続、道勢としても5大会連続でNACK5スタジアム大宮で敗退。またしても“鬼門”を突破できず、6大会ぶりの16強進出を逃した。

 日が落ちたスタジアムに、4000人の歓喜と悲鳴が交錯した。両者譲らず迎えたPK戦。旭川実の19人目、DF藤本詠稀(3年)が左隅に狙い澄ましたシュートは、相手GKの好守に阻まれた。大会史上最多の38人がキッカーを務めた死闘を終えた富居徹雄監督(46)は「疲れましたね。指導したことは出してくれたが、足りないところはまだ見える。悔しい」あと一歩で逃した勝利を思い、唇をかんだ。

 粘り強く戦い抜いた。1点リードの前半29分、直後の同31分に連続失点し逆転を許したが、途中出場の金野修那(3年)が後半29分に同点弾。執念でPK戦に持ち込んだ。昨年12月のプレミアリーグ参入戦では、悪い流れを立て直せないまま横浜Mユースに0―7で大敗したが、「今日は最後までみんなで戦えた。ちょっとは成長できたかな」とDF西川知広主将(3年)。目標の全国4強は逃したが、平成最後の選手権で、記憶に残る死闘を演じた。

 指揮官が「ここで勝てない。サッカー専用で声も通るし、良いスタジアムなんですが」と苦笑したように、これで3大会連続、NACK5スタジアムで敗退。またしても鬼門突破とはならなかったが、下級生は先輩の戦う姿、悔し涙をそれぞれの心に刻み込んだ。

 試合後、3年生から「来年もあるんだから、泣くな」と肩をたたかれた2年生GK・小竹唯貴は「来年は2人しか主力が残らない。チームとして声を掛けながらやっていく。次こそは勝ちたい」と上を向いた。チームが目指すのは全国4強。この悔しさを原動力に、力を蓄えてまた戻ってくる。(宮崎 亮太)

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