【箱根駅伝】山梨学院大、過去最悪往路22位…上田監督「全然レースにならなかった」

5区・久保はゴール後、永戸(左)の肩を借りて歩いた(右は伊藤主務)
5区・久保はゴール後、永戸(左)の肩を借りて歩いた(右は伊藤主務)
1区で力走する山学大の清水鐘平(右から4人目)
1区で力走する山学大の清水鐘平(右から4人目)

◆報知新聞社後援 第95回東京箱根間往復大学駅伝競走(箱根駅伝)往路(2日、東京・読売新聞東京本社前―芦ノ湖、5区間=107.5キロ)

 33年連続33度目出場の山梨学院大は、過去ワーストの22位で往路を終えた。1区の清水鐘平(4年)が区間21位と出遅れると、日本人エースの2区・永戸聖主将(4年)も横ばいのまま後続へ。5区・久保和馬(4年)は初の山上りに区間17位と苦戦し、最下位で芦ノ湖にたどりついた。3日の復路では首位・東洋大と10分以上離れた8チームによる一斉スタート。往路での起用を回避されたエースのニャイロ(4年)が当日変更で投入されるか注目される。

 「全然レースにならなかった」。上田誠仁監督(59)は悔しさを押し殺すように、淡々と振り返った。1区の清水が11キロ手前で遅れ始め3分58秒差をつけられた。後続は、追いつこうというあせりからのオーバーペースとなり、各区間で後半に失速するという悪循環を繰り返した。待望の山上りに挑んだ久保和馬(4年)は、腰の痛みで足が止まり「持っているものは出し切った」が区間17位。3区繰り上げスタートになった大東大にもタイム上ではかわされ、屈辱の最下位となった。

 4区から5区への小田原中継所では、繰り上げスタートまで残り4秒という“崖っぷち”にたたされた。首位と14分56秒遅れで辛うじてプルシアンブルーのタスキがつながった。「久保さんが(繰り上げ用の)白いタスキを持っていたので、なんとか渡さなきゃと思った」と4区・宮地大輝(3年)。この日、チーム最大の見せ場は不本意極まりない場面だった。

 「このままだと初出場以来の最下位(1987年大会=総合15位)。何としても避けなければならない」と上田監督は危機感を募らせる。昨年2区区間賞の“絶対エース”ニャイロ(4年)は調子が上がらず、補欠登録。指揮官はこの日、エントリー変更による往路への投入を回避した。復路についても「状態に関しては言えない。ただ往路に持ってこられないということは、良くないということ」と言葉を濁した。

 3日の復路は一斉スタート。もう一度集団走からペースを作り、1秒ずつ縮めていくしかない。優勝3度の名門が、最大の窮地から巻き返しを図る。(西村 國継)

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