宝塚105周年開幕!星組・紅ゆずるが菊田一夫の名作で“男の哀愁”熱演

2019年1月1日。兵庫・宝塚大劇場で初日を迎えた星組公演「霧深きエルベのほとり」のカール(紅ゆずる、左)とマルギット(綺咲愛里)
2019年1月1日。兵庫・宝塚大劇場で初日を迎えた星組公演「霧深きエルベのほとり」のカール(紅ゆずる、左)とマルギット(綺咲愛里)

 宝塚歌劇は、きょう1日、創立105周年目を迎えた。

 兵庫・宝塚大劇場では星組公演「霧深きエルベのほとり」(潤色&演出・上田久美子)「ESTRELLAS(エストレージャス)~星たち~」(作&演出・中村暁)が開幕した。

 「霧深き―」は、日本演劇界の第一人者・菊田一夫が宝塚のために書き下ろし、1963年に初演(月組・内重のぼる主演)。今回は、83年の花組(順みつき主演)以来、36年ぶり5度目の再演となった。

 エルベ川の港町・ハンブルクのビア祭りで出会った水夫・カール(紅ゆずる)と名家の令嬢マルギット(綺咲愛里)の刹那の恋を切なく描く。「星逢一夜」(15年・雪組)「金色の砂漠」(16、17年・花組)で身分違いの恋をオリジナルで表現した演出家・上田氏が、昭和の名作を平成時代の最後によみがえらせた。

 トップスター・紅は、カールの役どころについて「しいて言うなら、寅さん(に近い)。江戸っ子のような、べらんめえ言葉を話すんですが、投げたような言葉の中の温かさがある」と説明。「全く古いとは思わないですが、現代ではなかなかない物語」で男の哀愁を漂わせ、客席の涙を誘い、新味を発揮した。

 一方のショーは、プロローグから会場降りがあるなど、新春公演らしくにぎやかに。「いろんな私を、星組を見てほしい」と紅。トップ就任後は初となる黒えんびの男役群舞は、「情熱大陸」のテーマで力強く、綺咲とデュエットダンスはMISIAの「逢いたくていま」で華やかに踊った。

 本公演は入団16年目の3番手スター・七海ひろきの卒業公演で「霧深き―」では銀橋ソロの場面も用意された。また、ショーのパレードでは10年目の瀬央ゆりあが4番手で階段を降りた。

 2月4日まで。東京宝塚劇場では2月15日~3月24日。

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