【RIZIN】メイウェザー、那須川天心に一発食らって139秒マジギレKO!たった24発

メイウェザー(左)のパンチをまともに食らい、ダウンを喫した那須川(カメラ・泉 貫太)
メイウェザー(左)のパンチをまともに食らい、ダウンを喫した那須川(カメラ・泉 貫太)
那須川(右)を圧倒するメイウェザー
那須川(右)を圧倒するメイウェザー

◆Cygames presents RIZIN.14 ▽スペシャルエキシビション(ボクシグルール3分3回戦) ○フロイド・メイウェザー(TKO1回2分9秒)那須川天心●(12月31日・さいたまスーパーアリーナ)

 プロボクシング元世界5階級王者フロイド・メイウェザー(41)=米国=が、エキシビションマッチで格闘家・那須川天心(20)=TARGET=に圧勝した。容赦ない攻撃で、キックボクシング界の“神童”から3度のダウンを奪い、1回TKO勝ち。「平成最後の異種格闘技戦」と銘打たれたリングで伝説のボクサーが貫禄を示した。(観衆2万9105)

 メイウェザーが日本のリングに立った。平成最後の大みそか。そこにいるだけで快挙だった。リング上で王様ぶりをみせつけた。開始から小ばかにするような笑みを浮かべていたが、那須川の左カウンターを受けて表情が一変。体格差を生かして間合いを詰めると、左フックで簡単にダウンを奪った。立て続けに右ボディーからの右フックで2度目のダウンを奪うと、最後は左フックで3度目の尻もちを尽かせた。

 スピードと超人的な反応速度、左ガードを下げて左肩で攻撃をブロックする「L字ガード」を見せるまでもなく完勝。空振りも含めて繰り出したパンチはわずか24発。「皆さんが楽しめるエンターテインメントを実現できたことをうれしく思い、神に感謝したい」と涼しげに語った。

 リング外も思うがままだった。この日、各選手が顔をそろえたオープニングに姿を見せず、夜に会場近くのホテルを出発。テレビクルーの問いかけに「余裕だぜ!」と、ご機嫌に言い放った。試合1時間半前に会場入りするのも異例だった。

 遅れてきてやりたい放題だ。先に会場入りした那須川はバンテージを巻いた状態で待機。しかし、不正を疑ったメイウェザー陣営は「巻くところを見ていない。巻き直せ」と、まさかの要求を出した。約50人の陣営はチキンとアイスクリームも合わせて希望。機嫌を損ね、ドタキャンされてはかなわない。バンテージを巻き直すはめになった那須川は、準備運動の時間を削られた。

 3分足らずで10億円近いと言われるファイトマネーを稼いだ。エキシビション戦のため、戦績には反映されない。「天心も無敗の王者のままだ。私は引退していて、その立場は今後も変わらない。天心には『素晴らしい格闘家であることを誇りに思い、頭を上げて歩むように』と伝えた。RIZINはNO1だ。世界最高だ」。誰よりも金色が似合う男は、全ての願いをかなえて年を越した。(浜田 洋平)

 ◆日本のリングで異種格闘技戦を行った海外の大物ボクサー

 ▽モハメド・アリ(米国=世界ヘビー級王者) 1976年6月26日、日本武道館で「格闘技世界一決定戦」と題し、アントニオ猪木と対戦。猪木がアリのパンチを封じるため、寝転がってローキックを打ち続ける奇策に終始した。結果は15回ドロー。

 ▽トレバー・バービック(カナダ=元WBC世界ヘビー級王者) 91年12月22日、両国国技館で高田延彦と一戦交えたが、1回途中に高田のローキックで戦意を喪失。自らリングを降りて負け。

 ▽ロベルト・デュラン(パナマ=元世界4階級王者) 92年4月19日、東京体育館で船木誠勝と対戦。「石の拳」を異名を持つ強打を封じられ、3回で腕固めで敗戦。だがデュランはTシャツ姿でリングに上がり、明らかに調整不足だった。

 ◆フロイド・メイウェザー 1977年2月24日、米ミシガン州生まれ。41歳。1996年にプロデビュー。98年のWBC世界スーパーフェザー級王座獲得から始まり、13年にWBC世界スーパーウエルター級王座獲得まで、史上初めて無敗で5階級制覇を達成。15年9月に引退したが、17年9月に1試合限定で復帰した。過去の戦績は50勝(27KO)無敗。173センチ、68キロ。右ボクサーファイター。

メイウェザー(左)のパンチをまともに食らい、ダウンを喫した那須川(カメラ・泉 貫太)
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