【高校サッカー】大津、5―0でV候補を完封 ハットの大竹「目標は全国制覇」

前半10分、チーム2点目となるゴールを決める大津・大竹(カメラ・関口 俊明)
前半10分、チーム2点目となるゴールを決める大津・大竹(カメラ・関口 俊明)

◆全国高校サッカー選手権第2日▽1回戦 大津5―0桐光学園(31日、ニッパツ三ツ沢球技場)

 1回戦15試合が各地で行われた。大津(熊本)は、高校総体準Vの桐光学園(神奈川)との優勝候補対決でMF大竹悠聖(3年)の3得点など5―0で大勝した。

 大竹の勢いが止まらない。まずは前半10分、ゴール前の右クロスに迷いなく右足を合わせ、ゴール右端に突き刺した。「最初からどんどん仕掛けていこうと。福島が注目される中で自分も結果を残していこうと思った」。後半8、14分に加点し、ハットトリック達成。5得点を奪い、守備陣もJ1湘南に進むDF福島を中心に完封。優勝候補の一角・桐光学園に圧勝し、2008年以来10大会ぶりの初戦突破を果たした。

 17年11月の高校選手権県大会決勝。東海大熊本星翔に0―1で敗れ、翌日、地元紙に大きく記事が載った。大竹は「悔しさを忘れないように」と新聞を寮の部屋の壁に貼った。朝練は誰よりも早くグラウンドに到着し、シュート練習。30メートルのタイヤ引き走など、自主練習を重ねた。平岡和徳総監督(53)は「大竹は自分の仕事ができる子」と目を細めた。

 大竹、福島ら現3年生は入学した16年4月に熊本地震を経験。直後の約2か月間は部内で“帰省命令”が出され、チーム練習が出来ない時期が続いた。その間、避難所の水運び、避難生活を送る子供たちとサッカーをするなどボランティアをした選手もいたという。

 ロシアW杯代表DF植田直通(24)=セルクル・ブルージュ=ら多くの有力選手らを輩出してきた強豪ながら、3年生は1、2年時に全国大会出場を逃した。悔しさを糧に、18年夏は3大会ぶりに出場した全国高校総体で8強入り。この日、福島が加入する湘南のチョウ貴裁監督(49)が視察し「攻守の切り替え、カウンター、ポゼッション、何でも出来る。レベルが高い」と評価した。

 過去最高成績は8強。5発大勝にも満足はなく、福島は「内容はまだまだ」。大竹も「目標は全国制覇」と頂点を見据えた。

(小又 風花)

 ◆大竹 悠聖(おおたけ・ゆうせい)2000年7月13日、熊本県生まれ。18歳。小学4年で本格的にサッカーを始め、ブレイズ熊本に加入。中学2、3年の時に、同クラブで全国大会に出場。主戦場の右サイドだけでなく、ボランチ、センターバックもこなせる。攻守のハードワークが持ち味。卒業後は、桐蔭横浜大に進学予定。177センチ、68キロ。

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