【日本ハム】吉田輝星ってこんな人…素顔に迫る9つの質問「優勝に貢献できるのがエース」

書き初めで「全力」と抱負を書いた吉田輝(カメラ・中島 傑)
書き初めで「全力」と抱負を書いた吉田輝(カメラ・中島 傑)
笑顔でインタビューに答える吉田輝
笑顔でインタビューに答える吉田輝

 今年、プロ野球の世界に飛び込む新人104選手の中から、日本ハムのドラフト1位・吉田輝星投手(17)=金足農=にスポットをあてる。昨夏、秋田大会から甲子園準決勝まで10試合連続完投勝ち。秋田県勢103年ぶりの準Vに導き“金農旋風”の主役となった。甲子園が生んだスターに、野球からプライベートまで9つの質問をぶつけ、その素顔に迫った。

 Q1 エースとは?

 A チームの優勝に一番貢献できる投手。

 「調子いい時は誰でも勝てる可能性が高いと思う。調子が悪くても最低限の仕事をしたり、調子が悪い中でも組み立てを変えて勝ったりとか、チームの優勝に一番貢献できる投手だと思います」

 Q2 座右の銘は?

 A 「人生、前から」

 「うちの学校に『前から』というメニューがあったんです。ひたすらヘッドスライディングをする、みたいなメニューでしんどい。そこから『人生、前から』という言葉を勝手につくりました。きついことがあったから、いまの自分がある。練習できついことをしていれば、試合では楽しい結果が待っている、と」

 Q3 趣味は?

 A 音楽とアニメ鑑賞。

 「アニメはスポーツ系です。『MAJOR(メジャー)』(※1)は結構、前から見ています。最近は『スラムダンク』(※2)を見ました。『ダイヤのA(エース)』(※3)も。現実的な内容だったので面白かったです。(キャラクターでは)自分は茂野吾郎が好きです」

 Q4 苦手なことは?

 A 勉強、読書。

 「(読書は)あまり集中できないんです。でも『論語と算盤(そろばん)』(※4)を読んでからは、だいぶ読めるようになりました」

 Q5 普段の性格

 もともとは短気という話も…。

 A おとなしくはない。

 「おとなしくはないです。(怒ってしまうことは)最近はあまりなく我慢しようという気持ちになります。昔は本当にイラッとすると暴れそうになりました。暴れたことはないんですけど(笑い)」

 Q6 野球選手以外なら何になっていた?

 A ラグビー選手。

 「ラグビーが好き。いとこもやっているので。中学の時は(高校でやるかを)ちょっと考えました。ラグビー部の監督からも話を頂いていたので」

 Q7 野球以外のスポーツは得意?

 A 球技は好きだが苦手。

 「練習すればうまくなりますけど、元から運動神経があるわけじゃないので。サッカーは本当にへたくそです(笑い)」

 Q8 人生初の寮生活への思いは?

 A ちょっと不安。

 「ちょっと不安です。こっち(秋田)にいる時からできることは自分でやったりと、心がけて生活しています。おなかが減った時は自分で何かを作ったりとか。(料理は)スクランブルエッグしか作れないけど(笑い)」

 Q9 何歳まで現役?

 A やれる限りやる!

 「できる限り、やれる限りやっていきたいと思います」

※1 「少年サンデー」で1994年~2010年に連載(コミック全78巻)された野球漫画。プロ野球選手の父を持つ主人公・茂野(旧姓・本田)吾郎の幼少期からメジャーリーグに挑戦するまでを描いた。NHKでアニメ化され、15年3月からは吾郎の息子・大吾が主人公の「MAJOR 2nd」が同誌で連載中。

※2 「週刊少年ジャンプ」で1990~96年に連載(コミック全31巻)された。バスケット未経験だが驚異的な身体能力を持つ主人公・桜木花道の成長や奮闘を描き、全国でバスケブームを巻き起こした。

※3 「週刊少年マガジン」で06年から連載中の高校野球漫画。長野から西東京の名門・青道高校に野球留学した主人公・沢村栄純(えいじゅん)が甲子園を目指して成長していく。

※4 日本ハム・栗山監督が愛読する渋沢栄一の著書。250ページの自己啓発本。昨年10月26日の指名あいさつの際、指揮官が直筆のメッセージを記して輝星に手渡した。

 ◆強い心で信じた道進む

 真っすぐと前を見つめる瞳から、意思の強さを感じた。昨夏の甲子園、国体を終えた輝星は、当初の大学進学からプロ入りへと気持ちが傾いていったという。「全国大会の舞台で自分の力をしっかりと発揮できたのは一番大きかった」。進路を決める家族会議では自分の言葉で両親を説得した。「『プロで自分の実力を試したい』。その言葉だけを繰り返しました。ほぼ毎日です」。強い心で自分の進路を決めた。

 性格もプロ向きだ。「プレッシャーはあった方がいい」と言ってのける。昨夏の甲子園を「チームがすごく注目されてすごくうれしかった。注目以上のことをすればもっと注目される。それ以上やってやろうという気持ちでした」と振り返る。“強心臓”は大きな武器となるだろう。

 挫折からはい上がってきた。2年夏は秋田大会決勝で敗退。悔しさをバネに、その冬に行われた「一番きつかった」という強化合宿で心身を鍛錬した。「もっとやれば甲子園にいって活躍できるという思いがあった。そのおかげだと思う」。猛烈な寒さの中で行われた合宿を乗り越え、チームは夏の甲子園で準Vに輝いた。

 プロへ進む決断をした輝星はこう決意表明した。「人生の中で挑戦し続けてきている。1年目はすぐにでも1軍に入って、最低でも1勝を挙げてしっかりと活躍したい。大きな目標としてはもう一回、日の丸を背負いたい。日本一の、球界で一番の投手になりたい」。自ら選んだ道を信じて、北の大地で強く、輝く。(小島 和之)

 ◆吉田 輝星(よしだ・こうせい)2001年1月12日、秋田市生まれ。17歳。小3から野球を始め、金足農では1年夏にベンチ入り。同秋からエース。昨夏は秋田大会から甲子園準決勝まで10試合連続完投勝ち。決勝で大阪桐蔭に敗れた。大会通算62奪三振は歴代6位。昨年9月のU18アジア選手権では高校日本代表のエース格を務めた。175センチ、84キロ。右投右打。家族は両親、弟。

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