【高校サッカー】山内2発!旭川実、2年連続初戦突破…1か月勝利無しモヤモヤ吹き飛ばした

先制弾で喜びを爆発させた旭川実・山内
先制弾で喜びを爆発させた旭川実・山内
前半33分、得意の左足でゴールを決めた山内
前半33分、得意の左足でゴールを決めた山内

◆全国高校サッカー選手権第2日 旭川実業2-0和歌山北(31日、浦和駒場)

 3年連続7度目の出場となる旭川実が和歌山北(和歌山)を2―0で下し、2年連続で初戦を突破した。前半33分にMF山内陸(3年)が先制し、後半20分にもダメ押しゴール。道内敵なしのチームは、大舞台で練習試合を含め約1か月ぶりとなる勝利で、目標の4強に好発進した。次戦は2日、16強進出をかけて帝京長岡(新潟)と対戦する。

 正確無比なレフティーに、迷いはなかった。前半33分。山内がゴール正面約20メートルで、FW安藤望(1年)のヒールパスに反応。得意の左足を直接振り抜き、ゴール左隅に突き刺した。1点リードで迎えた後半20分にも、混戦から再び左足で追加点。「左足には自信がある。1点目は0―0からだったので結構うれしかった」。ヒーローは、控えめに胸を張った。

 長いトンネルを抜け出した。昨年、チームは高円宮杯U―18プリンスリーグ北海道で11勝2分け1敗と好調。コンサドーレ札幌U―18を退け、3年ぶりに王座を奪還した。選手権道大会でも、1999年の室蘭大谷(現道大谷室蘭)以来となる、同校初の3連覇を達成。北海道の新たな名門として、着実に地盤を築きつつあった。

 暗雲がただよったのは昨年11月。7年ぶりのプレミア昇格を懸けた横浜Mユースとの参入戦に0―7で大敗した。MF河合悠人(3年)が「試合後はお通夜みたいな雰囲気。みんな口数が少なかった」と振り返るように、手にした自信を打ち砕かれた。降雪のため、しばらくボールを使った練習ができなかった影響もあり、直前合宿の練習試合は2戦全敗。気付けば11月上旬の札大戦以来、1か月以上も勝利から遠ざかっていた。

 このままでは終われない―。イレブンはDF西川知広(ちひろ)主将(3年)を中心に話し合いを重ね、心を通わせた。試合当日、朝の散歩中には、この日誕生日の西川を全員で祝うなど、敗戦で重くなっていた空気は、自然とほぐれていった。スタメンには、公式戦初先発の1年生FW安藤を抜てき。指揮官が投入した“カンフル剤”にも選手が反応し、強い気持ちで戦う活気あるチームがよみがえった。

 前回も大勝発進を決めた思い出の浦和駒場。山内は「ずっと負けていたけれど、自信になる」とうなずいた。次戦の相手は、北信越プリンス3位の難敵・帝京長岡だが、「今まで練習してきたことを出しきって勝ちたい」。目指す4強へと続く扉を自ら開き、勝利へと突き進む。(宮崎 亮太)

先制弾で喜びを爆発させた旭川実・山内
前半33分、得意の左足でゴールを決めた山内
すべての写真を見る 2枚

サッカー

報知ブログ(最新更新分)

一覧へ
NEWS読売・報知 モバイルGIANTS ショップ報知 マガジン報知 個人向け写真販売 ボーイズリーグ写真販売 法人向け紙面・写真使用申請