【高校サッカー】富山第一、初戦突破!後半ロスタイム高木V弾「コツコツ練習した」ヘッドで決めた

後半43分、劇的なゴールを決め、雄たけびをあげて応援席へ駆け出す富山第一・高木(中央)
後半43分、劇的なゴールを決め、雄たけびをあげて応援席へ駆け出す富山第一・高木(中央)
後半43分、途中出場の富山第一・高木(中央)が決勝ヘッドを決める
後半43分、途中出場の富山第一・高木(中央)が決勝ヘッドを決める

◆全国高校サッカー選手権第2日 富山第一3-2西京(31日、フクダ電子)

 4年連続29度目出場の富山第一(富山)は、3―2で西京(山口)に競り勝った。後半38分に同点に追いつかれたが、同ロスタイム43分、途中出場のMF高木俊希(2年)の決勝ヘッドで、4年連続初戦突破となった。

 富山第一の17番を背負う2年生・高木が、緊迫した戦いに決着をつけた。後半ロスタイム、MF小森飛絢(ひいろ、3年)がFKのチャンスをつかんだ。高木は「自分が決めてやると強く思っていた。マークを外して頭に当てることしか考えなかった」。168センチの小さな体を目いっぱい伸ばしてボールに食らいついた。「ロスタイムに点を決めるのは、サッカー人生でも初めて。3年生から『引退を延ばしてくれてありがとう』と言われてうれしかった」と破顔した。

 レギュラーを奪われた悔しさが、原動力となった。プレミアリーグでは序盤レギュラーに定着していたが、昨年10月、右足首を負傷。1か月後に復帰した時には、スタメンの座は奪われていた。富山県大会も先発したのは準々決勝だけで、出番がない試合もあった。高木は「気持ちの整理がつかなかった時期もあったが、今はベンチスタートでも気持ちを切り替えている」。故障の苦しさが、心を成長させた。全体練習後には、同じ2年生のDF真田滉大と2人でヘディングの練習を重ねた。そのヘディングで決勝点を決めた。「コツコツと練習した結果」と、誇らしげに胸を張った。

 思わぬ大苦戦の末の、劇的勝利だった。前半8分に右サイドからのロングスローを小森が頭でそらし、FW佐々木大翔(3年)が押し込んで先制。後半11分には自陣からのFKを小森が頭で落とし、佐々木が追加点を奪った。しかし同28分、38分に立て続けに失点して同点とされた内容に、大塚一朗監督(54)は「だらしないよね。(選手権は)何回来ても、初戦は苦しいよ」と苦笑いした。

 2013年度大会以来の全国制覇へ。「苦しい時にチームを助けられる選手になりたい」と高木。2得点を挙げた身長163センチの佐々木も「日本一まで6試合、全試合得点を決めたい」と力を込めた。平均身長167センチの小兵軍団が、日本一というでっかい目標に挑む。(勝田 成紀)

後半43分、劇的なゴールを決め、雄たけびをあげて応援席へ駆け出す富山第一・高木(中央)
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