【高校サッカー】金農に続け!秋田商、県勢14年ぶり初戦突破…FW長谷川V弾

後半28分、ゴールの秋田商・富田(右から2人目)に抱きついて祝福する長谷川(左2人目から笹原、山本=カメラ大好 敦)
後半28分、ゴールの秋田商・富田(右から2人目)に抱きついて祝福する長谷川(左2人目から笹原、山本=カメラ大好 敦)
前半34分、長谷川が先制ゴールを決める
前半34分、長谷川が先制ゴールを決める
応援席ではなまはげも秋田県勢の14大会ぶり勝利を喜んだ
応援席ではなまはげも秋田県勢の14大会ぶり勝利を喜んだ

◆全国高校サッカー選手権第2日 秋田商業2-0四日市中央工業(31日、フクダ電子)

 秋田商(秋田)が四日市中央工(三重)に2―0で快勝、2004年度の同校の益田(島根)戦(2○0)戦以来県勢14大会ぶりの初戦突破を決めた。FW長谷川悠が先制点を左足で挙げ、後半28分にはセットプレーからMF富田蓮史郎(ともに3年)がダメ押しゴールを決めた。

 秋田商の勝利を告げる笛が鳴ると、イレブンは県勢14大会ぶりの初戦突破に歓喜の輪を作った。全国大会での初戦連敗ストップは県サッカー界の悲願だった。小林克監督(45)は「時間はかかったが、やっと勝つことができてうれしく思います」と不名誉な記録を止めて笑顔を見せた。

 前半34分、先制点を決めたのは長谷川だ。ゴール前で左クロスを胸で落とし、ゴール右側に左足で突き刺した。得点後ベンチで待つ小林監督と抱き合った長谷川は「無我夢中だった。得点したらベンチに向かうと決めていた」と喜べば、小林監督は「今シーズンで最高のゴールを決めてくれた」とエースの活躍を称えた。

 長谷川は、幼なじみの活躍に刺激を受けていた。昨夏、甲子園準優勝を果たした金足農の打川和輝内野手(3年)とは、秋田・白百合保育園から八橋小を経て、泉中まで10年以上同窓だった仲だ。金農ナインの活躍は、練習のため生では見られなかったが、同期の活躍に奮起。「自分のことのようにうれしくて、応援していた。全国で活躍したいと思った」と長谷川は、思いを打ち明けた。

 1957年と66年に2度の選手権優勝をしている秋田商サッカー部は、金足農野球部を引き合いに出してもおかしくない古豪だ。昨年8月に死去した外山純氏(享年69)はGKとして66年大会で優勝し、監督としては2度の4強に導いた名将。イレブンが左腕に付けた喪章には、不名誉な記録のストップと古豪復活への積年の思いが込められているのだ。同校OBでもある長谷川の父・大(ひろし)さん(58)は、得点後に小林監督と抱き合った息子を見て、「(外山)先生を敬う伝統はしっかり受け継がれている」と目を細めた。

 長谷川も「秋商の伝統を築いた方が亡くなられた。気持ちを背負って戦った」と言葉に力を込めた。2回戦は今年度の高円宮杯U―18プレミアリーグEASTに所属していた富山第一と対戦する。「1日空くので、勝てるように準備したい」。古豪復活への道を示すのは、これからだ。(海老田 悦秀)

後半28分、ゴールの秋田商・富田(右から2人目)に抱きついて祝福する長谷川(左2人目から笹原、山本=カメラ大好 敦)
前半34分、長谷川が先制ゴールを決める
応援席ではなまはげも秋田県勢の14大会ぶり勝利を喜んだ
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