【日本ハム】清宮弟・中学3年福太郎もう調査 23年完成新球場に“幸福”

来春、早実に進学予定の調布シニア・清宮福太郎は右打ちの強打者だ
来春、早実に進学予定の調布シニア・清宮福太郎は右打ちの強打者だ

 日本ハムが、清宮幸太郎内野手(19)の弟で、来春から早実に進学予定の福太郎内野手(早実中3年)を2021年のドラフトへ向けて調査していくことが27日、分かった。福太郎は東京北砂リトルで兄と同様に世界一に輝いた実績があり、恵まれた肉体と抜群の長打力を持つ逸材とあって、球団も興味を示している。23年には北海道・北広島市内に「北海道ボールパーク(仮称)」が開業予定。清宮兄弟の共演が新球場の目玉になる可能性も十分ありそうだ。

 今秋もドラフト1位で金足農・吉田輝星投手(3年)の指名権を獲得するなど、特徴的なドラフト戦略で球界を沸かせてきた日本ハムが、またしても注目株の獲得に動き出す。ターゲットは清宮の弟・福太郎だ。仕事納めとなった札幌市内の球団事務所。吉村浩ゼネラルマネジャー(GM)は来春、早実に進学予定の福太郎について問われると「気になるね。能力は高いんだから」と説明。高校進学後の3年間、本格的に調査を進めていく意向を示した。

 高校通算では最多の111本塁打を放ってプロ入りした幸太郎の弟として注目を集めるが、高い潜在能力を誇る。福太郎はラグビートップリーグのヤマハ発動機で監督を務めた父・克幸氏(51)の影響で、小学5年まではラグビーの主にセンターでプレーしていたが、その後は野球に専念。東京北砂リトル時代の15年にはリトルリーグ世界選手権で優勝を経験した。

 兄とは逆の右打ちで、同大会のメキシコ戦では代打本塁打を放ち、大会の公式サイトではレンジャーズなどでメジャー通算267本塁打を放ったマイク・ナポリとタイプが似ていると紹介されるなど話題を集めた。

 魅力は長打力。リトル時代には通算70本塁打をマークした。調布シニアでは一塁手兼投手として活躍。現在は中学3年ながら身長180センチ、体重90キロを超える大人顔負けの恵まれた肉体を誇る。兄・幸太郎は早実入学時に184センチ、97キロだったが、決して引けを取らない。吉村GMは「いい選手は小学生の時から見ている。(中日の)根尾や(ロッテの)藤原も6年生の時から見ていたし、マークしていた」と、春夏の甲子園を制し大阪桐蔭からドラフト1位でプロ入りした逸材たちを引き合いに出し、福太郎への期待を語った。

 幸太郎は早実入学直後の1年時から中軸を任され、15年夏の甲子園では2本塁打を放つなど、早くから存在感を見せた。球団は福太郎にも早い段階から熱視線を注ぐ方針。名門・早実で順調にステップを踏み、プロ入りの夢をかなえれば、清宮兄弟の活躍が北の大地のボールパークに“幸福”をもたらすかもしれない。

 日本ハムのドラフト方針は「その年のNO1選手を指名する」というものだ。過去には04年のダルビッシュ、07年の中田、10年の斎藤、17年は清宮とアマ球界のビッグネームを果敢に1位指名。方針はぶれることなく、12年にはメジャー挑戦の意向を表明していた大谷を強行指名し、粘り強い交渉の末に翻意させた。

 戦力としての評価を第一としながら、人気面での評価も指名と無関係ではない。今年は夏の甲子園のスター、金足農の吉田輝星や、甲子園優勝投手の大阪桐蔭・柿木蓮、規格外のパワーを持つ横浜・万波中正ら、高校球界を沸かせた若き力を指名した。大きな人気を持つ選手の入団は注目度を高め、球団のブランド力を向上させるという側面もある。

 福太郎はすでに知名度抜群。2021年のドラフトで、その名前が呼ばれる可能性はあるだろう。(日本ハム担当・小島 和之)

 ◆清宮福太郎アラカルト

 ▼生まれ 03年7月3日、東京都港区生まれ。

 ▼球歴 早実初等部1年時にオール麻布で野球を始め、5年から東京北砂リトルでプレー。6年夏に世界一。早実中等部1年から調布シニア。昨年はジャイアンツカップに出場。

 ▼弟は右打ち 母・幸世さんが兄同様、左打ちを勧めるも「僕が『嫌だ』って拒否したらしいです」

 ▼好きな食べもの ギョーザ。苦手はぎんなん。

 ▼兄弟仲良し 打撃についてアドバイスをもらうことも。「タイミングの取り方とかアドバイスを求めれば教えてくれます。学校のことも何でも相談できる存在」と兄弟仲は良い。

 ▼兄超えにも意欲 幸太郎は高校通算111本塁打を放ったが、「(抜きたい)気持ちがないわけではないです」と意欲。

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