元巨人・寺内氏、BC栃木の監督就任 富山の二岡監督とリーグ活性化に期待

巨人時代の寺内氏
巨人時代の寺内氏
退団のあいさつをした際の寺内氏
退団のあいさつをした際の寺内氏

 今季限りで巨人で現役引退した寺内崇幸氏(35)が、来季からBCリーグ・栃木ゴールデンブレーブスの監督に就任することが分かった。近日中に発表される予定。地元・栃木でNPB入りを目指す若手選手を指導することになった。

 寺内氏は栃木・栃木市生まれ。栃木工から社会人・JR東日本に進み、06年の大学生・社会人ドラフト6巡目で巨人に入団した。

 社会人時代から「練習の鬼」で、試合で打てないと悔しくて、室内練習場で深夜3時までマシン打撃を行っていたらその場で寝てしまい、翌日の試合で3安打したという逸話も持つ。

 巨人では堅実な守備で内野をどこでも守る貴重な存在としてチームを支え、緊急時に備えて捕手の練習をやったこともあった。打撃面では13年のクライマックス・シリーズ広島戦で前田健太、同年の日本シリーズで楽天・田中将大から本塁打。昨年9月5日の中日戦(松本)では左翼場外へ超特大のサヨナラ弾を放つなど、通算5本塁打という成績以上に、印象に残る劇的な一打が多かった。

 今季は故障もあって1軍出場なしで、シーズン終了後に現役引退。「プロに入った時は力が足りないと思っていたので、まさか12年もできるとは思っていませんでした。12年間ジャイアンツでプレーできたことが思い出です」と話し、今後については「野球に携わるほうが僕自身の経験も生かせるし、恩返しにもなると思います」と話していた。

 BC栃木は今季、村田修一(シーズン後に引退して巨人ファーム打撃コーチに就任)がプレー。10月のドラフトでは内山太嗣捕手がヤクルトから育成1位指名を受けた。NPB入りを夢見てプレーする若手選手にとって、寺内氏の経験談を聞いたり指導を受けることが成長の糧になるはずだ。

 BCリーグでは、巨人で今季まで1軍打撃コーチを務めた二岡智宏氏(42)が来季から富山GRNサンダーバーズの監督に就任する。富山―栃木では「元巨人対決」としても注目を集めそうだ。現役時代から地元栃木で野球教室を開催して故郷への恩返しを常に考えていた寺内氏。独立リーグのさらなる活性化という点でも大きな期待がかかる。

 ◆寺内 崇幸(てらうち・たかゆき)1983年5月27日、栃木市生まれ。35歳。栃木工、JR東日本を経て2006年大学生・社会人ドラフト6巡目で巨人入団。通算670試合、打率2割1分8厘、5本塁打、39打点。13年には出場辞退した中日・ルナに代わり球宴出場。当時の原監督が「セ・リーグを代表するスーパーサブ」と選出。右投右打。

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