【日本ハム】清宮、ランチ中心に自主トレプラン…小島が見た18年総集編

清宮幸太郎
清宮幸太郎

 「マイペースな男」。これが高校通算111発を放った超高校級スラッガー・清宮を1年間、取材した印象だ。高卒1年目ながら53試合で7本塁打の実力はもちろん、どんな時も自然体でいられる芯の強さに驚かされることが多かった。

 米アリゾナの春季キャンプもそうだった。清宮は自他共に認めるほどゆっくり食事をとる。仲の良い横尾と共に食事をしていると、横尾が先に食べ終わって宿舎へ帰る準備を始めても、清宮は「少し待っててくださいよ~」といった表情で先輩を見つめながら、締めのデザートを口に運んでいた。普段から礼儀正しく、かわいがられる性格だからこそできる行動だと思うが、6歳上の先輩に対しても変わらないマイペースぶりに思わず笑ってしまった。

 1年目は打率2割、18打点。実力の片りんを示したとはいえ、開幕前には限局性腹膜炎による入院なども経験した。弱音を吐くことは一度もなかったが、悔いが残った1年だったはずだ。契約更改の席では「今年の成績には満足していない。自分の実力がはっきりと分かった」と話していた。

 飛躍の2年目へ、千葉・鎌ケ谷の2軍施設で自主トレに励む清宮は、午後に練習することが多い。多くの選手が午前中に練習を終える中、「人が少ない午後の方が集中できる」といった清宮なりの理由があるのだろう―。そう考えて思い切って聞いてみた。

 すると「あの~」と一瞬考えた後、なんとも“らしさ”あふれる答えが返ってきた。「(昼食の)お弁当が早い者勝ちなんです。種類がいろいろあって、食べたいやつが食べられないので」。昼食時間まで練習することが多い午前を避け、好きな弁当を堪能してからの午後練習を選択。まさか、ランチ中心に自主トレプランを組んでいるなんて…。飾らない答えに「清宮らしいな」と妙に納得してしまった。

 1月からはドラフト1位・吉田輝星投手(17)=金足農=ら新人が入寮する。後輩には「見られることに慣れること」が重要だと説いた。自然体でグラウンドやメディアの前に立つ姿は最高のお手本だろう。どこまでもマイペースな19歳に今後も注目したい。(日本ハム担当・小島 和之)

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