【鹿島】内田「鹿島に戻ってきてレアルとやれるとは思ってなかった」3発逆転で再戦

3点目を喜ぶ鹿島イレブン(ロイター)
3点目を喜ぶ鹿島イレブン(ロイター)
観戦したジーコ氏(ロイター)
観戦したジーコ氏(ロイター)

 【15日=岡島智哉】アジア王者の鹿島が北中米カリブ海王者・グアダラハラを3―2で下し、準決勝進出を決めた。0―1の後半4分にMF永木亮太(30)のゴールで追いつくと、24分にFWセルジーニョ(23)がPKを決め勝ち越し。39分にはMF安部裕葵(19)が追加点を挙げ、反撃を1点に抑えた。日本時間20日未明の準決勝では16年大会決勝で敗れた欧州王者・Rマドリードと再戦する。

 猛抗議を行う相手を横目に、セルジーニョは静かにボールをセットした。1―1の後半24分、PKのチャンス。本来のキッカー・鈴木優磨は負傷で不在だったが「決勝戦が3回あるイメージ。1回目の決勝にまずは勝つ」と意気込む背番号18のキックがゴール左隅に決まった。

 前半3分に失点。相手の鋭い出足に苦しんだが、内田は「1点取れば分からない。1点取られたら終わる」と思っていた。後半4分、日本代表MF三竿健斗に代わって出場したMF永木のゴールで追いついた。39分にはMF安部のスーパーゴールも飛び出した。主力2人を欠く中で、チームの底力を見せる勝利だった。

 大岩剛監督(46)が「ここまで来ることができたのはチームに一体感があったから」と話すなど、けが人が相次ぐ中での総力戦で芽生えた「一体感」を武器に今季を戦ってきた。だが今大会の登録メンバーは23人。一体感継続のために全員を帯同させるプランもあったが、チームは7人を日本に残すことを決めた。

 主催者から対象外となる7人分の宿泊費を負担して全選手に1人部屋を用意するなど、金銭的な問題はクリアしていた。しかし、チームは帯同選手に自覚を持たせ「メンバー外選手の分も」という思いを抱かせようとした。「『アイツのために』という思いは他の何よりもモチベーションになる」(昌子)、「鹿嶋に残った選手、スタッフの分も戦う義務がある」(遠藤)。23人は1人でも負傷者が出れば紅白戦ができなくなる人数。それでもここまで全4大会で3位以上の成績を生んだ「一体感」ではなく、選手の「自覚」にかけUAEに乗り込んだ。

 準決勝では大会3連覇を目指すRマドリードと対戦する。16年大会決勝で2―4で敗れた相手との再戦。内田は「鹿島に戻ってきてレアルとやれるとは思ってなかった。世界のトップとやれるチャンス」と力を込めた。世界一まであと2勝。頂点だけを目指して戦う。

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