仙台大、強豪・筑波大に4失点完敗…嵯峨が4年生に贈る意地の一撃

力強いドリブル突破を仕掛けた仙台大・嵯峨
力強いドリブル突破を仕掛けた仙台大・嵯峨

◆サッカー 全日本大学選手権第2日 ▽2回戦 筑波大4―1仙台大(15日、千葉・柏の葉公園総合競技場)

 2回戦が行われ、仙台大(東北第1代表)は筑波大(関東第2代表)に1―4で完敗した。多くのJリーガーを輩出している関東きっての強豪校にゲームを一方的に支配されたが、後半13分には、右ウィングで先発したMF嵯峨理久(さが・りく、2年)が、体を投げ出してのゴールで意地を見せる場面もあった。4年生はこれで引退となるが、青森山田高時代には高校2冠を達成した嵯峨は、来年、大学でも全国制覇することを誓った。

 チームを巣立っていく4年生たちへの思いを込めたゴールだった。0―3の後半13分、嵯峨が、FW斎藤雄大(4年)が右クロスに合わせて飛び込む。一度は空振りしたが、倒れ込みながら右足を再び振り抜き、ゴール右隅に流し込んだ。「雄大君の『決めてくれ』というメッセージがゴールに結び付いた」と嵯峨。泥臭いゴールで、先輩の気持ちに応えた。

 だが、強豪ひしめく関東1部リーグで昨年優勝し、今年は準優勝した筑波大は甘くはなかった。嵯峨の一撃で一時息を吹き返したが、後半30分にはダメ押し弾を許し、息の根を止められた。嵯峨は「力不足だった…」と肩を落とした。

 仙台大は東北地区では9年間無敗。みちのくきっての強豪だ。だが、ここ2年は全国大会で2回戦止まり。吉井秀邦監督(45)は「決めてほしい時に決める選手が出てくれば」と全国でも通用するストライカーの台頭を望んだ。嵯峨は「ゴール前の駆け引きを意識して、成長したい」と期待に応える構えだ。

 J1仙台から出向している瀬川誠コーチ(44)は今年度で退任。来年度は新体制で全国に挑む。「来年は全国で優勝したい」と嵯峨。青森山田高時代には、全国大会で2度頂点に立った男が、仙台大も全国で通用する強豪へと押し上げていく。(海老田 悦秀)

 ◆嵯峨 理久(さが・りく)1998年5月27日、青森・おいらせ町出身。20歳。秋田・天王小1年からサッカーを始めた。青森・木ノ下中を経て青森山田高へ進学。3年時には高円宮杯U―18チャンピオンシップ、全国高校選手権を制し、高校2冠に貢献。仙台大1年時から総理大臣杯全日本大学トーナメント、全日本大学選手権に出場。166センチ、60キロ。利き足は右。

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