山梨学院大、シード権奪還へ永戸聖主将の覚悟「取ると全員が思っていれば、確実に取れる」

上田誠仁監督(右)から本番用のたすきを手渡される永戸聖主将
上田誠仁監督(右)から本番用のたすきを手渡される永戸聖主将
今年1月の箱根駅伝では1区17位でニャイロ(右)にタスキを渡した山梨学院大・永戸
今年1月の箱根駅伝では1区17位でニャイロ(右)にタスキを渡した山梨学院大・永戸

 33年連続33度目の箱根駅伝(来年1月2、3日)に向け、山梨学院大が調子を上げてきた。14日も、半月後に迫った本番に向け練習。10日には参加23チーム(含む関東学生連合)の選手登録(16人)が行われ、緊張感は一段と高まった。永戸聖主将(4年)はシード権奪還を力強く宣言。前回走った3選手が故障でメンバー外となったが、それを上回る勢いを見せるチームの現状を、担当の西村國継記者が「見た」。

 10日朝のエントリーメンバー発表。伊藤大貴主務(3年)が読み上げる16人の中に、今年1月の本戦を走った、出木場(いでこば)風吹(4年、7区)、首藤貴樹(3年、3区)、藤田義貴(3年、9区)の名前がなかったことに驚かされた。いずれも箱根予選会(10月、東京)での故障が原因。箱根駅伝の経験者は永戸、ニャイロ、片山、川口と前々回走った久保の5人のみ。チーム力の目安となる上位10人の1万メートル平均タイムは29分21秒05まで落ちたが、名前を呼ばれた16人の顔には自信がみなぎっていた。

 発表後のあいさつで、複数出たキーワードは「流れ」だ。夏合宿終了後、日体大長距離競技会(9月、10月)上尾ハーフマラソン(11月)、1万メートル記録挑戦競技会(11月)と、自己記録を更新する選手が続出した。真新しいタスキを手に「重いですね」とつぶやいた永戸は「チームの流れがいいという話があったが、自分もそう思う。シード権を取ると全員が思っていれば、確実に取れる」と言い切った。

 流れの先頭に立つのは永戸。出場権を逃した全日本大学駅伝(11月5日)では、日本学連選抜の一員として2区(11・1キロ)を任され区間7位と好走し、箱根予選会では10位通過と苦戦したチームに自信を与えた。“いい流れ”の象徴は山田大輔(3年)。一般受験で入学し寮外生からスタート。地道な練習を重ね記録を伸ばし、入寮、育成組入りと成長。上尾ハーフでは1時間4分17秒の自己新を出し、今回大抜てきされた。

 永戸主将と、前回2区(23・1キロ)区間賞のニャイロは今年も往路起用が濃厚。今季は6月の疲労骨折などケガにも苦しんだニャイロだが「(先輩の)モグスさんの区間記録を塗り替えたい」と言えるまでに復調。前回体調不良でメンバーから外れた副主将の久保も、2年ぶりの雪辱を胸に走る。

 上田誠仁監督(59)は「今年のテーマは『覚悟を決めろ』。自分自身へさらなる『覚悟を決めて』残り3週間を過ごしてほしい」と呼びかけた。全10区間の選手登録が行われるのは29日。最高の準備をして平成最後の箱根路に挑んで欲しい。(西村 國継)

上田誠仁監督(右)から本番用のたすきを手渡される永戸聖主将
今年1月の箱根駅伝では1区17位でニャイロ(右)にタスキを渡した山梨学院大・永戸
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