羽生結弦、全日本フィギュア欠場 右足首痛み引かず「非常に悔しい」

ロシア杯で優勝した羽生は松葉づえ姿で表彰式に臨んだ(ロイター)
ロシア杯で優勝した羽生は松葉づえ姿で表彰式に臨んだ(ロイター)

 日本スケート連盟は13日、フィギュアスケート男子五輪連覇の羽生結弦(24)=ANA=が右足首負傷のため、世界選手権(来年3月・さいたま)代表最終選考会を兼ねる全日本選手権(21~24日・大阪)を欠場すると発表した。羽生はルール改正後の今季、ショートプログラム(SP)、フリー、合計で全ての世界最高得点を出しており、日本連盟が実績を考慮する選考基準で世界選手権は代表入りする可能性が高い。

 拠点のカナダ・トロントで懸命に出場への道を模索してきたが、かなわなかった。羽生はこの日になって、欠場を決断し、連盟を通じてコメントを出した。

 「ロシア大会から心配してくださっている方々に深く感謝申し上げます。全日本選手権に向けできることを尽くしていましたが、出場することができず非常に悔しく思います。今後、どうなるかわかりませんが、1日でも早く痛みや制限がなくなり、競技に復帰できるよう努めてまいります」

 羽生の実績はずばぬけており、世界選手権代表に選出される公算は大きい。今季もSP、フリー、合計で全ての世界最高得点を記録している。さいたまで行われる世界選手権まで3か月ある。昨季は右足首の治療に専念するため欠場を余儀なくされた大会は、今季は日本開催。2年ぶり3度目の優勝が期待される地元での大舞台へ、今はけがを完治させることに集中する。これまでも数々の逆境を乗り越えてきた。昨年10月のロシア杯以来約4か月ぶりの実戦となった2月の平昌五輪では、66年ぶりの連覇を成し遂げている。

 GPシリーズロシア杯フリー当日の朝の公式練習で4回転ループを跳んだ際に転倒し、右足首を痛めた。フリーに痛み止めを服用し強行出場。GPシリーズ連勝を飾ったが、日本に一時帰国し、精密検査を受けた結果、右足関節外側靱帯(じんたい)損傷、三角靱帯損傷、右腓骨(ひこつ)筋腱(けん)部分損傷が判明。負傷した11月17日から3週間の安静固定、その後リハビリ加療に約1か月を要する見込みとの診断を受け、GPファイナルを欠場した。

 全日本選手権は無念の3年連続の欠場となった。2年前にインフルエンザ、昨年は右足首故障のため欠場したが、日本連盟は実績を考慮して世界選手権や平昌五輪の代表に選出した。世界選手権代表選考基準には、全日本への参加が必須と記されている一方で「過去に世界選手権大会3位以内に入賞した実績のある選手が、けが等のやむを得ない理由で参加出来なかった場合、選考基準に照らして評価し、世界選手権大会時の状態を見通しつつ、選考する」と明記されている。羽生は復活の日を静かに待つだけだ。

 ◆世界選手権選考基準(男女シングル3枠)

 〈1〉全日本選手権大会優勝者を選考する。

 〈2〉以下のいずれかを満たす者から総合的に判断して1名選考する。

 A=全日本選手権大会2位、3位

 B=ISUグランプリファイナル出場者上位2名

 C=全日本選手権大会終了時点でのISUワールドスタンディング上位3名

 〈3〉以下のいずれかを満たす者から総合的に判断して、〈1〉〈2〉で選考された選手を含め3名に達するまで選考する。

 A=〈2〉のAからCに該当し、〈2〉の選考から漏れた選手

 B=全日本選手権大会終了時点でのISUシーズンワールドランキング上位3名

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