森保一監督、移籍目前の香川真司外し決断 アジア杯代表発表「現時点でのベスト」

アジア杯の日本代表メンバーから外れたMF香川真司
アジア杯の日本代表メンバーから外れたMF香川真司

 日本サッカー協会は12日、来年1月のアジア杯に臨む日本代表メンバー23人を発表した。就任後初の公式大会に臨む森保一監督(50)はMF香川真司(29)=ドルトムント=を選外とし、MF南野拓実(23)=ザルツブルク=、中島翔哉(24)=ポルティモネンセ=、堂安律(20)=フローニンゲン=の新BIG3の独り立ちに期待。結果と成長の両立を掲げ、2大会ぶり最多5度目の優勝に挑む。内田知宏記者は、森保監督の選考の意図を読み解いた。

 23分間のメンバー発表会見。森保監督が「現時点でのベスト」と断言した23人のメンバーリストに、香川の名前はなかった。

 構想外ではない。11月の欧州視察ではドルトムントの練習場にまで足を運び、トレーニング姿をチェック。「練習の中でもしっかり存在感があった」と自らの目で状態を確認した。この日の会見でも「ロシアW杯や、これまで日本代表を引っ張ってきた選手の力を借りたい気持ちもある」と頭の中には、香川の存在があることをほのめかした。

 協会内でも香川を推す声が一定数ありながら外したのは、新BIG3の独り立ちが狙いだ。9月に発足した森保ジャパンでは、初陣から3戦連発した南野を筆頭に中島、堂安の前線トリオがブレイク。一躍代表の「顔」になったが、平均年齢22・3歳の3人は欧州主要リーグに在籍しておらず、W杯やコンフェデ杯など大舞台を踏んだ経験もない。南野自身、「W杯を戦ったメンバーを尊敬している。僕らは、まだ何も成し遂げていない」と強調する通り、親善試合の何倍もの重圧がかかる公式大会で結果を残してこそ一人前。香川や代表引退を表明した本田圭佑=メルボルン・ビクトリー=ら頼れる先輩がいない中、3人の真価が問われる大会になる。

 初陣から5戦負けなし(4勝1分け)の森保監督にとって初の公式大会。ロシアW杯メンバーの招集は9人にとどめ(前回大会は11人)、香川外しによって新BIG3の自立を促す賭けに出た。指揮官は「チームとしての成長と、優勝をつかみとりたい。自分たちで新しい日本代表を築いていくんだと強い気持ちを持って、タイトルに向かいたい」と大会5度目の優勝を見据えた。(田中 雄己)

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