リチャード・カーペンター、17年ぶり新アルバムは「カレンと作った作品が見事に生き返った」

リチャード・カーペンター
リチャード・カーペンター

 米兄妹デュオ「カーペンターズ」のリチャード・カーペンター(72)が12日、東京・銀座の山野楽器本店で17年ぶりの新アルバム「カーペンターズ・ウィズ・ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団」(7日発売)の記念イベントを行った。

 9年ぶりに来日したリチャードは、「イエスタデイ・ワンス・モア」「青春の輝き」など3曲をピアノでしっとり奏でて観客を魅了した。同アルバムは83年に死去した妹カレン・カーペンターさん(享年32)との名曲をオーケストラアレンジで収録。「カレンと2人で作った作品が見事に生き返った」と感慨深げに話した。

 来年、デビュー50周年を迎える。「カレンと一緒に音楽を作れた時期は短いけど、その間に作った音楽が世界中の多くの人にインパクトを与えていることに感謝と誇らしい思いがある。2人が才能に恵まれたことと、お互いを輝かせる力を持っていたことがうれしいことだと思う」と語った。

 日本での過去の思い出も明かした。1970年秋の来日は「クロス・トゥー・ユー」が米国でヒットしたばかりの時期で「まさか日本で僕らが知られているとは思いもせず、日本に来てみたら全くの新世界だった。空港から東京に走る間に見えた道路の標識、東京の中心地に入ってきたらニューヨークのタイムズスクエアかなと思うような大都会だったこととか、ノックアウトされた」。日本ツアーを行った74年は「空港にファンが大勢迎えに来てくれたり、武道館の公演とかいっぱい思い出されます」と笑顔を見せた。

 観客からの質問コーナーでは、作曲で大切にしていることを聞かれ「記憶に残る覚えやすいメロディーを追求してる。生まれ持った才能、子供の頃からどんな音楽に触れたかが大事。良いメロディーを書くのはいつもできるわけじゃないし、時には書き始めても諦めてしまい死産に終わることもある。時には曲が勝手に向こうから自分で書いてくれてるんじゃないかと思うくらいスラスラと書ける時もあり、そういう曲の方が得てして良い曲になったりする」と力説した。

 今作の第2弾を望む声には「私も本当にパート2を願っている。その前にパート1がどんな結果を出すかが大事」と笑わせた。

 カーペンターズは、カレンさんの透き通った歌声とリチャードのメロディーワークを武器に世界で1億枚以上のレコードを売り上げ、3度のグラミー賞を受賞。83年にカレンさんが神経性無食欲症の合併症で亡くなった後も根強い人気を誇っている。

 日本ではマライア・キャリー、ザ・ビートルズに次いで最も多く売れた外国アーティストの第3位。国内限定で発売されたベスト盤「青春の輝き~ベスト・オブ・カーペンターズ」(95年)は300万枚超の大ヒットを記録。日本で最も売れた洋楽ベストアルバムとなっている。

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