紀平梨花、次の目標はフリーの世界最高160点台「完璧な演技すれば」 GPファイナル女王帰国

GPファイナルで優勝して帰国した紀平は、金メダルと花束を手に笑顔を見せた(カメラ・森田 俊弥)
GPファイナルで優勝して帰国した紀平は、金メダルと花束を手に笑顔を見せた(カメラ・森田 俊弥)
GPファイナルの紀平フリー得点内訳と160点台へのアップ方法
GPファイナルの紀平フリー得点内訳と160点台へのアップ方法

 フィギュアスケートのGPファイナルで、2005年大会の浅田真央以来となるシニア1年目Vを果たした紀平梨花(16)=関大KFSC=が11日、成田空港に帰国。平昌五輪女王のアリーナ・ザギトワ(16)=ロシア=を破り、ショートプログラム(SP)で世界最高得点を出したが、次なる目標にフリーの世界最高となる160点台を掲げた。

 美しく透き通ったメダルを首からさげ、紀平は無数のフラッシュを浴び続けた。報道陣はGPフランス杯の帰国時から約2倍の80人、テレビカメラは20台に膨れ上がりTBS、フジテレビ、テレビ朝日の3局が夕方のニュースで異例の生中継を行った。約30人の一般客が紀平の動きに合わせて移動。写真を撮ろうと通路に立ち止まり、警備員の注意が飛んだ。慣れない光景に少し緊張気味だったが「ビックリした。注目してもらえるのはうれしい。注目を力に変えられるように頑張りたい」と喜んだ。

 GP初戦のNHK杯で日本勢初のデビュー戦V。続くフランス杯も制し、ファイナルではSP82・51点と、ルール改正後の世界最高をマークして優勝した。ここまでわずか1か月。急成長する16歳が次に見据えたのは、ザギトワの158・50点を上回るフリー世界最高の160点台だ。

 ファイナルのフリーでは単発のトリプルアクセル(3回転半ジャンプ)がミスで1・65点となっても150点台。「トリプルアクセルも(成功して)加点が付くと10点はもらえる。完璧な演技をすれば160点台も」と自信があふれる。NHK杯のフリーでは単発のトリプルアクセルで11・09点を稼いでいる。これだけで10点近く上乗せされ、大技の完成度を高めれば160点は十分可能だ。

 一気に22年北京五輪の金メダル候補となり「五輪は人生を懸けてやってきたところがある。緊張感に勝てるように強くなっていかないと」と、3年後への意識も高まる。次戦の全日本選手権(21日開幕・大阪)は、さいたまで開催される19年3月の世界選手権出場をかけた激しい争い。「トリプルアクセルの調子を保って、期待に応えたい」。過熱する周囲の期待すらエネルギーにしてしまう強さが、紀平にはある。(小林 玲花)

 ◆梨花に聞く

 ―自分にご褒美は。

 「今は特に考えていない。でも全日本を頑張ったら、お姉ちゃんと大みそかに遊びに行きたい」

 ―短期間で覚醒した。

 「試合を重ねてきて、試合に向けて気持ちのコントロールが安定してきた」

 ―今季4戦全勝。ここまでの自己採点は。

 「85点くらい。順位はうれしかったんですけど、全ての試合で完璧ではなかった」

 ―浅田真央さんの存在は。

 「トリプルアクセルっていう難しいことをやり続けていたことを尊敬するし、ステップもすごく上手で、憧れの存在」

 ―ロシア勢への意識は。

 「強いイメージはあるけど、ロシアの選手に勝ちたいというよりも、自分の完璧な演技で成績を残し続けたい」

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