嵐・二宮和也 「検察側―」迫真演技を生み出した“鬼”の存在

 先日、第43回報知映画賞の各賞が決まった。助演男優賞は、映画「検察側の罪人」で迫真の演技を見せた嵐の二宮和也(35)。初共演となったジャニーズの先輩・木村拓哉(46)と取り調べのシーンで罵倒した松倉を演じた酒向芳(60)に対する感謝は、発表紙面でも取り上げたが、受賞インタビューでは、もう1人、感謝の思いを向けた人物がいた。メガホンを執った原田眞人監督だ。

 木村と過ごす日々もあり「毎日現場が楽しかった」と振り返る。もう1つの要素が原田監督だったという。「ずっと怒っていた。でも、ずっと怒っている人だからしょうがない。ずっと笑っている人がいるように、ずっと怒っている人もいる。(共演者も含めて)そういう風になっていから、すごく楽しくなった」

 劇中で見せた新人検事・沖野啓一郎として被疑者に怒声を浴びせる演技は、スクリーンから視線をそらしたくなるほどの迫力があった。「何でこんなにわめいているの、こいつは。ってところまでもテンションを盛っていこうというのがあった」。そのお手本となったのが監督だった。「あのシーンを撮影したときに、僕も大丈夫と思ったし、監督も。でも、そのときも、自分には『大丈夫』って言ってくれたけど、すごく(スタッフらに対して)怒っていた。(沖野検事の)8倍ぐらい切れていましたから。日々、監督があんなに怒ってくれていなかったら、あんなに怒れなかった。もう監督が沖野くんやればいいのにって(笑い)。本当にもう、すごいんですよ。鍛えられましたよ。だから、監督のお陰」と冗談交じりに感謝した。

 43年の報知映画賞の歴史でジャニーズ勢の受賞は、14年に「永遠の0」で主演男優賞を受賞したV6・岡田准一以来2人目。その岡田も「関ヶ原」(17年)でタッグを組んだ際、原田監督のことを「鬼」と称した。現場では「関ヶ原には鬼が出る」という“ウワサ”を流して、現場を和ましていたという。二宮も同様に「鬼」の存在を力に、勲章を手にした。(記者コラム)

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