紀平梨花、SP3回転半失敗「0点」も0・31差2位

◆フィギュアスケート GPシリーズ第6戦 フランス杯第1日(23日・グルノーブル)

 女子のショートプログラム(SP)が行われ、第4戦のNHK杯で日本勢初のGPデビュー戦Vを果たした紀平梨花(16)=関大KFSC=は、3回転半ジャンプ(トリプルアクセル)でミスしたが、67・64点で2位発進。GPファイナル(12月6~9日・バンクーバー)出場が見えてきた。首位は67・95点の三原舞依(19)=シスメックス=。本田真凜(17)=JAL=は、65・37点で4位。平昌五輪銀メダルのエフゲニア・メドベージェワ(19)=ロシア=は3位。フリーは24日(日本時間25日)に行われる。

 紀平はスピードに乗った助走から思いきり踏み切ったが、最大の武器「トリプルアクセル」は不発だった。1回転半にとどまり「SPはダブルアクセル以上を跳ぶこと」の条件を満たせず、まさかの0点。しかし続く3回転の連続ジャンプ、3回転ルッツは1点以上の高い加点を引き出す美しさで、見事にミスをカバー。ジャンプで強さを発揮し、首位の三原に0・31点差の2位で、逆転Vも視界に捉えた。

 それでも、内容には悔しさが残り、演技後に笑顔はなし。「メンタルはいい状態だったけど(アクセルのミスは)技術的な問題」と反省の言葉が並んだ。

 前戦のNHK杯ではフリーで、首位と6・58点差を逆転し、日本勢初となるGPデビュー戦で優勝。その後は、連日の取材対応や、テレビ出演など、一気に注目を集めた。緊張や重圧はなかったというものの「(いい)イメージをつかめる前に試合になってしまった」。直前の6分間練習から出番まで時間が空き「体が動いた状態でできなかった」。世界大会での調整の難しさを痛感し、新たな課題も見つかった。

 4位以内でGPシリーズの成績上位6人で争われるGPファイナル出場が確定する。「ファイナルは意識せず、一つの試合をノーミスでできたらいい」と目の前のことに集中力を高める。上位3人が小差でひしめく大混戦の中、トリプルアクセル2本で、逆転劇の再現を狙う。

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